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日韓コラボプロジェクト「NiziU」を大成功に導いたJ.Y. Parkって何者?2021年の論点100 - 菅野 朋子

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 韓国の音楽プロダクションが手がけた日本人のK-POPガールズグループ「NiziU」の登場は、日本の音楽業界の“地平”を変えることになるのだろうか。

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 彼女たちの人気は驚くばかり。

 6月30日に公開されたプレデビューアルバムはすぐにBillboard JAPAN Hot100で2カ月にわたって10位圏内を維持し、YouTubeのミュージックビデオも1億回再生を突破するなど公式デビュー(12月2日)前から異例の大ヒットとなった。

「NiziU」は、日本のソニーミュージックと韓国の大手音楽プロダクション「JYPエンタテインメント」(以下JYP社)が共同で企画した公開オーディション「Nizi(虹)Project」から誕生した。

 JYP社は韓国の4大音楽プロダクションのひとつで日本でも人気の9人組ガールズグループ「TWICE」や6人組ボーイズグループ「2PM」らが所属する。


©iStock.com

「Nizi Project」総合プロデューサーであるパク・ジニョン氏

「NiziU」は、活動の場は日本がメインだが、JYP社所属アーティストとしてグローバル市場も視野に入れた新しい位置づけのグループだ。

 原石だった彼女たちを見出して、一躍時の人となったのが、「Nizi Project」の総合プロデューサー、J.Y. Park(パク・ジニョン)JYP社CCO(クリエイティブ総括責任者、49歳)だ。

 オーディションでパク氏が参加者に語りかけた的確なアドバイスや相手を思っての叱咤の言葉は大きな共感を呼び、「先生になってほしい」という10代のみならず、「理想の上司」としてビジネスパーソンの心をも引きつけた。

自他ともに認める“永遠のタンタラ”

 パク氏は、JYP社代表でありながら、今も現役のアーティストとして活動する、韓国では自他共に認める「永遠のタンタラ」だ。

「タンタラ」は“芸を売りカネを稼ぐ者”というニュアンスで、かつて韓国で芸能人を卑しんで使われた言葉だが、今は「芸を極めた真のエンタテイナー」というリスペクトが込められている。

 幼い頃からピアノに親しみ、母親が米を研ぐリズムに合わせて踊っていたというパク氏は、小学生の時に大手企業に勤める父親の転勤で米国に2年半ほど滞在した際マイケル・ジャクソンに魅了され、「Soul、Funk、Disco、BluesなどすべてのUrban musicを熱烈に愛するようになった」という(自叙伝『何のために生きていますか?』より)。

 芸能界に入ったきっかけは、大学在学中に夢中で通っていたディスコでDJにスカウトされて。人気歌手のバックダンサーをしたり、作曲家の下で作曲を学びながらオーディションを受けたが、その独特な容貌から不合格になったというのは有名な話だ。

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