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女性や若者雇用を柱に

「新しい福祉」の公明党

公明党は衆院選重点政策(マニフェスト)の柱の一つに「新しい福祉」の実現を掲げた。どの政党が福祉を守り、実行可能な政策を掲げているか、しっかりと見極めてほしい。

日本の社会は今、地域や家庭の人間的な「つながり」の薄れから“孤立死”が増え、いじめや虐待、凶悪な犯罪が頻発している。その結果、ひきこもりや不登校、うつ病、自殺などが増加し、社会問題となっている。

今こそ「一人ひとりを大切にする社会」の実現が不可欠である。このため公明党は、「孤立」から「支え合い」の社会への転換をめざし、2010年12月に「新しい福祉社会ビジョン」を発表した。

その上で、今回の重点政策では、生活基盤を支える雇用対策の強化を柱に据えた。さらに、年金や医療、介護などの充実に取り組む一方、生活保護に至る前に再チャレンジができるよう、セーフティーネットの再構築も提示した。

具体的には、環境や医療、介護などの新成長産業分野を中心に、“500万人の若者雇用の創出”や中小企業とのマッチング支援などを提唱。また、社会的孤立の防止やうつ対策の充実、不妊治療や不育症への支援拡充、年金の最低保障機能の強化などに全力を挙げる。

これまでも公明党は、うつ病治療の「認知行動療法」の保険適用や妊婦健診の公費助成、出産育児一時金の拡充、駅の転落防止用ホームドアの設置、ドクターヘリの全国配備拡充などを実現してきた。その経験を生かし、政策実現を進めたい。

今、“第三極”をめざす政党が現れては離合集散を繰り返し、国民の歓心を買うような威勢のいい政策ばかりを掲げているが、福祉政策は見えてこない。3年前にも“バラ色”のマニフェストを掲げた民主党が政権交代後、財源見通しの甘さから重要政策の多くを実現できず、国民との「契約」を裏切り続けたではないか。人気や期待だけで、経験と地域に足場のない“にわか仕込みの政策”で本当に国民を守れるのだろうか。

そもそも第三極をめざす多くの中小政党は男性中心の党である。女性や子ども、高齢者に光を当てた福祉の後退があってはならない。

公明党には、女性議員が3割を占める全国3000人の議員ネットワークがある。結党以来、福祉政策を次々と提案し、実現してきた実績がある。「新しい福祉」実現に挑む公明党を堂々と訴えていきたい。

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