[ベルリン 31日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で経済を支えるため公的債務の拡大を強いられたユーロ圏諸国はECBが永遠に低金利を維持すると期待すべきではないと警告した。
金利政策の変更はしばらく先になる可能性があるとの認識も示した。
同総裁は31日のドイツ紙ライニッシェ・ポストに掲載されたインタビューで「物価安定の面でより高い金利が必要になった場合、(ECBは)ソブリン債務返済コストを考慮しない」と述べた。
また「各国政府は自らのために金利上昇に備えるべきであり、自国の債務を容易に返済できるようなふりをすべきではない」とクギを刺した。