記事

飲食店は「コミュニティ化」で生き残ることができる

■【購読者5万人!】毎週金曜日17時に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

数か月前に予約した下丸子にあるお寿司屋さんに、またお邪魔しました。以前、SHINOBY’S BAR 銀座で「お寿司イベント」をやっていた時に来てもらったこともあるお店です。

以前は、お好みで楽しめるカジュアルな寿司店でしたが、今や17時半と20時半の2回転で完全予約制。カウンター7席しか無く、予約がどんどん取りにくくなっています。

人気の秘密は圧倒的なコストパフォーマンスです。焼酎のボトルを入れて一通りのお任せコースでお腹一杯になって、1人1万円前後。原価率は50%を超えているそうです。

しかも、毎回新しいメニューが導入されて、「進化」しています。来店する度に、期待を超える驚きを提供してくれます。

ほとんどの来店客が、帰りに次回の予約を取っていくので、常連客とその知り合いしか来店しません。紹介者はまた紹介者を連れてくるという具合で、以前は3ヵ月先くらいなら予約できたのが、今回は5ヵ月先になってしまいました。

7名のカウンター客は、お互い知らない者同士ですが、お寿司が好きでお酒を飲むような同じ趣味嗜好の人たちばかり。いつしか、知らない人同士のコミュニティ感が生まれてきます。それが、更にお店に対する愛着を高めることになって、常連客のロイヤリティを高める好循環になっていると感じました。

厳しい環境が続く飲食業界ですが、これからの生き残り戦略の1つの方向性は「コミュニティ化」です。

単に、ネット上で飲食店を探して、ご飯を食べるだけではなく、店主やスタッフとの親密な関係性を構築し、更に一緒にいる別の顧客ともコミュニケーションする。

もはや、飲食店というより、メンバー制の「コミュニティ」に所属して、定期的に食事とお酒を提供してもらっているようなイメージです。

このような業態は、オーナーの属人性が強く、スケーラブル(規模の拡大)が難しいという難点があります。また、予約が詰まっているので、オーナーの健康リスクもあります。

とは言え、コロナ禍で飲食店が次々閉店する中、最高売上を更新する経営戦略として、学ぶべき点は多いと思いました。次回の予約は5月です。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

※このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年12月29日の記事から転載したものです。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

あわせて読みたい

「飲食業界」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。