
[ヨハネスブルク 28日 ロイター] - 南アフリカは28日、新型コロナウイルス感染予防対策を強化した。アルコール販売を禁止し、外出規制を強化する。国内では変異種による感染が拡大し、感染者の累計は100万人を突破している。
国内感染者は100万4413人とアフリカ大陸で最多。死者は2万7000人近くに達している。新規感染者は11月下旬から急増しており、1万人から1万4000人の間で推移している。
ラマポーザ大統領はテレビ演説で、新型コロナの規制レベルを1から3に引き上げたとし、アルコール販売禁止やイベント中止のほか、公共の場でのマスク着用を義務付けると説明した。
複数地区・自治体を感染状況が特に深刻な地域のリストに加えたと述べ、対象地域で一段と規制を強化する可能性があるとした。
その上で、感染者の減少傾向が続けば数週間後に規制を見直す可能性があると述べた。