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ユーロが対円・ポンドで上昇、通商合意や米刺激策で=NY市場


[ニューヨーク 28日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、英国と欧州連合(EU)との通商協定合意を受けリスク選好度が高まったことから、ユーロが上昇した。

英国とEUは24日、自由貿易協定(FTA)を含む将来の関係を巡る交渉で合意した。EUを離脱した英国が加盟国とほぼ同等に扱われる移行期間が31日に終了する前に合意にこぎつけたことで、離脱に伴う混乱が回避された。

コメルツ銀行の為替リサーチ責任者、ウルリッヒ・ロイヒトマン氏は「無秩序なブレグジット(英EU離脱)リスクがなくなったことによるプライシングが続いている」と述べた。

また、トランプ米大統領は27日、新型コロナウイルス追加景気対策・歳出法案に署名。失業給付の特例措置が再導入され、連邦政府機関の一部閉鎖も回避されることになり、市場心理の改善につながった。

ユーロは対円で0.43%高の126.77円。対スイスフランでは一時7カ月ぶり高値となる1.0892フランを付け、その後は0.04%高の1.0858フラン。

対ドルでは0.09%安の1.2209ドル。対英ポンドは1%高の0.9077ポンドとなった。

ポンドは、EUとの通商合意以降はアンダーパフォームしており、トレーダーはすでに織り込み済みだったと指摘。ノルデアのチーフ外為・金利ストラテジスト、アンドレアス・ステノ・ラーセン氏は「ぎりぎりの合意で崖っぷちを回避したが、来年に対処すべき大きなギャップは残っており、摩擦のない貿易は確保できていない」と述べた。

ポンドは対ドルでも0.66%安の1.3447ドル。17日に付けた2年半ぶり高値の1.3625ドルを下回る水準。

ビットコインは2.74%高の2万6695ドル。27日には2万8378ドルの最高値を付けていた。

主要通貨バスケットに対するドル指数は0.14%高の90.32。

米連邦準備理事会(FRB)が金利をゼロ近辺に維持するとの観測から、市場ではドルが今後も下落を続けるとの見方が強い。ドルは今年、6%以上下落している。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのグローバル為替戦略主任、ウィン・シン氏は、ドル指数が2018年2月の安値88.25を試すと予想。「その後にドルがどうなるかは、来年に米国がどれだけ新型コロナをコントロールできるか、また追加の財政刺激策の見通しにも大きく左右されるだろう」とリポートで指摘した。

*レートを更新し、米国株式市場のリポート内容を追加しました

ドル/円 NY終値 103.78/103.81

始値 103.68

高値 103.89

安値 103.56

ユーロ/ドル NY終値 1.2214/1.2218

始値 1.2194

高値 1.2239

安値 1.2192

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