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【DHC現役社員が告発】ヘイト炎上の源泉は会長のヤバすぎる“差別通達”《タレントの出自に関する記述も》 DHC現役社員が告発 #1 - 「文春オンライン」特集班

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 11月中旬、化粧品・健康食品大手「DHC」の公式サイトで公開された文書が、いまだ波紋を呼んでいる。

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DHCキャンペーン「ヤケクソくじ」

 予想売上高の1%を、消費者に抽選くじの形式で還元するキャンペーン「ヤケクソくじ」についての同社代表取締役会長・吉田嘉明氏(79)の文章なのだが、特定の民族や国籍を差別する言葉が並べられており、12月中旬になってネットで炎上した。

《サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です。そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです》(DHC公式サイト「ヤケクソくじについて」より)

 Twitterでは「#差別企業DHCの商品は買いません」というハッシュタグをつけた不買運動が展開されたが、現在に至るまで、サイトから当該文章が削除されることはなく、謝罪文の掲載などもない。文末には吉田氏の記名があり、ネットには吉田氏個人の責任を追及する声も多い。


DHC公式オンラインショップより

50年間ワンマン体制でDHCを経営してきた吉田会長

「吉田会長は1972年、31歳の時にDHCを創業しました。社名の由来は『大学(D)翻訳(H)センター(C)』で、当初は翻訳事業がメインでした。しかし1980年から化粧品製造販売を開始。今に至るまで、約50年間ワンマン体制でDHCを経営しています。吉田氏自身は、2005年に国税庁から公表された高額納税者名簿では2004年の納税額で全国6位(約10億円)に記録されています。DHCは非上場企業です」(化粧品業界誌記者)

 2014年にはみんなの党・渡辺喜美代表に8億円を選挙資金として貸した旨の手記を週刊新潮(4月3日号)に寄せたことが話題となった。当初渡辺氏は「個人的に借りた」としていたが、吉田氏は次々と渡辺氏とのメールの文面などを公表し、渡辺氏は最終的に「皆に迷惑をかけた」と辞職した。しかし吉田氏自身がメディアに登場する機会は少なく、パーソナリティについては謎に包まれた部分が多い。

 吉田氏とは一体どんな人物なのか。DHCの女性社員A子さんが取材に応じた。

人格についてはみな閉口

「会長の見た目は、普通のおじいちゃんです。もうすぐ傘寿という年相応の外見ですが、眼光は鋭く、常に何かに対して怒っているような険しい顔をしています。先輩から、会長は生まれた頃は海外に住んでおり、敗戦とともに日本に引き揚げたと聞いたことがありますが、公にはされていません。大学卒業後は英語が堪能だったことから企業で通訳を務めていたそうですが、商談相手のお偉いさん方を見て『俺もあっち側になる』と一念発起してDHCを起業したそうです」

 DHCは吉田氏が一代で築き上げた企業だ。A子さんは「社員の誰もが吉田会長を尊敬のまなざしで見ている」と語るが、その表情は暗い。

「会長の実績を疑う人はいません。しかし人格については、みな閉口しているんです。実は、炎上した文章がサイトに載る数日前、社員に対して同様の内容がすでに開示されていました。みんなで『ひどい文章だね』と話し合いましたが、一方で『会長らしいね』という諦めにも似た感想も出ていました」

 実は、吉田氏はこれまでもDHCの公式サイト上やメディアで“ヘイト投稿”を繰り返しているのだ。

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