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「いいね!沸点」から考察する「いいね!」する側の心理と、される側の心理

2012年がFacebook全盛な時代であることに疑いはないだろう。twitterアクティブだった人でも徐々にFacebookへと投稿をシフトしてきている人もいる。一方でFacebook疲れからか前はアクティブに投稿していた人を見かけなくなってきたりもする(LINEやPathなどのクローズドな場に移動しているとも考えられる)

とりわけFacebookはtwitterと異なり、「いいね!」の存在により、リアクションが容易である。 twitterで著名人にRTされて一気にフォロワー数が増える(ないしは炎上する)ようなことはないが、twitterで呟くレベルのどうでもいい投稿にすら「いいね!」が付くため、twitterよりも自己承認欲求を満たせる場であろう。現に、twitter的なFacebookの投稿をしている人が少しだけ増えてきている気もする。(私もその一人)

この「いいね!」の魔力を考えるにあたり、「いいね!」する側の心理とされる側の心理を本稿で考察する。全て実体験に基づいた仮説である。

「いいね!」はコンテンツに対してか、人に対してか?

(1):コンテンツに対して純粋に共感し、「いいね!」と思っている。
(2):投稿者に好意を抱いており、意図的か無意識的か「いいね!」する。

前提として「いいね!」してくれる人は優しい人だと思います。私はほとんどロムっているだけで、よほど「いいね!」と思わない限りは押しません。本当は「いいね!」と思っていても、押してしまったら負けだと思うような投稿もあり(何に負けたと思ってるんだよw という感じですが)、人によって「いいね!」沸点は異なるでしょう。(「いいね!」沸点は別項で触れる)

(1)と(2)の論点に加えて「自分と投稿者の関係性」もあります。

(3):それなり以上に仲が良い関係である。
(4):最近FBで繋がったばかりであり。1,2回しか会ったことがない。

この辺の論点をマッピングすると下記のようになるのではないか。

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現代の日本社会において、とりわけ(4)の1度会っただけでフレンド申請が来て、FBフレンドになる。という流れが、日本人特有の「断れない性格」も災いし、FBのユーザー数の伸びに寄与している。1度会った際に明らかに今後も繋がりがありそうな人と判断できれば、迷わず承認できるが、今後の繋がりがあるか読めないケースがほとんどであり、承認してしまうケースが多いであろう。(この辺の判断で私は承認しないことも多い)

しかし、その後Facebook上での他愛もない「いいね!」や「コメント」によって距離を縮め、またお会いしましょうとなり、実際に会うパターンは誰しもが経験したことがあるのではないだろうか。よって、知り合って日が浅くてもFBでの相互リアクションにより上記の図の右上へ進出する現象も少なくない。

意図的にやる人はあまりいないとは思うが、1回会っただけの人でも、すごく仲良くなりたいと思った場合には、通常の相手よりもいいね!の回数を意図的に増やしてみるのも有りかもしれない。次項で触れるが、相手は確実にあなたのことが気になってくるであろう。

無意識下で純粋にコンテンツに対して「いいね!」している人が多いと思われるが、つい「いいね!」してしまう投稿者に対しては、無意識的に自分が興味や好意を持っていると言えなくもないのではないか。

「いいね!」されるとこんな気持ちに:やり過ぎは厳禁!

「いいね!」してくる人に対して下記の感情を抱くようになる気がする。

(1):たまに「いいね!」してくれる人(単純に嬉しい)
(2):けっこう「いいね!」してくれる人(相手に対して「いいね!」という感情が徐々に芽生える)
(3):毎回のように「いいね!」してきてうざい(またかよ的な嫌悪)

深読みしない多くの方は(1)で終わっていることも多いでしょうが、私個人は(2)も(3)の経験もあります。

(1)は適度に距離を縮めるのに効果的といえるでしょう。

(2)は全く意識していない人だったのですが、けっこう「いいね!」してくれるので、心理学でいう「返報性の原理」なのか、相手に対して好印象を抱くようになりました。これは男女どちらに対してもあります。

(3)の場合は好意を通り越して「うざいな…」と感じるパターンです。これも男女どちらに対してからもあります。もともと仲が良い人からであれば「いいね!」率(自分の全投稿に対するその人からのいいね!)が高いのは納得いきますが、そうじゃない場合の「いいね!」率の高さは時に居心地が悪くなることもあるでしょう。あまりに率が高すぎてFBフレンドから相手を削除した経験も私自身にはあります。

なので(1)と(2)の間くらいが適度ではないかと思います。特に滅多に「いいね!」してこない人からの「いいね!」はテンションが上がりますし、(2)のレベルは安心感のような心理ですね。(3)までいくと逆効果です。「いいね!」のし過ぎは厳禁です。親しき仲にも礼儀アリ的な感じですね。ただ、いいね!率が限りなく100%に近くてもむしろ嬉しいという人もいるでしょう。この辺の見極めは難しいものです。

「いいね!」率から好意を算出できる?

ここで出てくるのが「いいね!」沸点の話です。「いいね!」沸点とはその人の「いいね!」への敷居の比喩です。「いいね!」沸点が低い人は、より多くの投稿へ「いいね!」します。沸点が高い人は、滅多に「いいね!」しません。

自分に対する「いいね!」率が高いと「あれ、ひょっとして自分に気があるのでは…?」と勘違いする人も出てくるでしょう。それだけで相手が気があると判断するのは早計です。ここで登場するのが「いいね!」沸点です。下記の図を参照。

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「いいね!」してくれる相手の「いいね!」沸点を予測(もしくは傾向を掴む)することで、自分の勘違いを防ぐことができます。「気があるかもよ?」と「気があるに違いない!」では成功確度(なんのだよ)がまるで違ってくると思いますので、ここを見極めることが重要です。ただし「いいね!」沸点の自己申告と実際の行動に乖離がある場合もあるで、その点にも注意が必要です。

相手に好意を悟られたくなければ左寄りのポジショニングを取ればいいわけですが、「返報性の原理」を狙って特定の相手へたまに「いいね!」するのが、相手を焦らす魔性の戦略といえそうです。

なんの話かわからなくなってきましたが、「いいね!」という単純なアクションの中にも、これだけの心理や時に思惑が働くことがあるという結論で本稿を締めたいと思います。尚、私はブログ記事やサロンの投稿への「いいね!」は大歓迎でございますが、通常のFB投稿はいいね!されすぎるとうざいので、程よくあると嬉しいな。という感じです。あまりに「いいね!」がつかない時の滑ってる感は辛いものがありますしね。

いいね!が付きやすい投稿はライフイベント(仕事で大きな成果、転職、誕生日、交際ステータスの変更、結婚、出産)や旅行などの非日常、共感を呼ぶ真面目なネタ、などでしょうか。もともと個人の繋がりが軸なサービスであるということもあり、特定の企業のPRネタは「いいね!」されにくいように思えます。

こんな記事を書くとますます「いいね!」されなそうになる気がしますが、皆さんの「いいね!」に対する心理を問いたい気持ちもあり、書いてみました。本稿に納得なのか、別の心理もあるのかなど、お聞かせ頂けますと幸いです。

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