これはサプライズでしたが、おそらくNTTグループによるドコモ完全子会社化についてお上に事前承認を得る過程で交換条件的に約束させられたものと推測されます。
そもそもNTT分割はかつて通信業界に競争を促すために政府が決めたことなので、世界と戦うためという名目で再結集することに政府の了解を得るためには大きな痛手も飲まざるを得ず、政府とNTTが裏で握った結果として菅要望を汲んでアハモが登場したと(妄想含む)推測されます。
提供条件ではまだ上回っているとはいえ、同料金で大容量の無料5分カケホ付きを業界最大手に出されては楽天モバイルにとって厳しい環境になったとことは事実だと思います。
事前に発表しながら料金で下回られたソフトバンクもほぼ同条件での追随を発表したし、KDDIも1月にもおそらく横並び2980円で追随発表すると予想されます。
あまりにも後発過ぎる楽天にとっては料金でのリードは是が非でも守りたいところでしょうが、最初から目一杯背伸びして無制限2980円を出しているのでこれ以上の値下げは損益分岐点700万契約(三木谷氏発言)の更なる上積みが必要になり、もしアハモが追随値上げして来たら本当に詰んでしまうかも知れません。
(ドコモの2980円を想像できなかった我々にドコモの更なる追随値下げがないとは断言できない訳で)
私は単純値下げよりも楽天経済圏でのモバイルとの組み合わせによるポイント還元を強化した実質値下げで対抗すると推測します。
今でもモバイル契約者は楽天市場利用で+1%還元になりますが、例えばダイヤモンド会員なら月〇百ポイント還元とか楽天他サービスで金を落としている客にモバイルの実質値引きを手厚くすれば、ドコモには対抗しようがないので追随されません!?
並行して値下げよりもまずは自社基地局展開を地道にかつスピーディーに展開することでしょう。
auのローミングに頼っている限りはキャリアに成り切れていない訳で、3キャリアと対等に勝負する土俵にすらまだ立てていない訳です。
さて、楽天モバイルは現在も1年無料キャンペーンを継続中ですが11月時点で契約申込数が179万人と公表しました。
目処は300万人ですが、おそらく年内に200万人に行くか行かないかで来年3月で250-260万人だが加入が加速すれば300万人に届くかもと言ったところ。
元々300万人は増減ありのキャンペーンだし3月末で丁度一年になり、いつまでも一年無料をやっていてもまだ自信のないベータサービスなのかと思われ逆効果の面もあり、来年3月末で終えるには良いタイミングなのではないかと思います。
現状200万申込弱が多いのか少ないのかわかりませんが、日本人は慎重なので無料でもなかなか手を出さないのかも知れません。
楽天モバイルに興味はあるけど不安で手が出ない人のために半年程使っている私が見極め方をお伝えしましょう!
<加入前に電波確認>
公式には案内されませんが、自宅や職場やよく立ち寄るスポットが楽天エリアなのかローミングエリアなのかは事前に確認しておくべきで、これは手持ちのスマホで簡単に出来ます。Androidなら他社SIMの入ったスマホで「設定」の「モバイルネットワーク」の「詳細設定」の「ネットワークを自動的に選択」をオフにすると手動で捕捉できる電波を探してくれ一覧が表示されます。
その中に「44011」があれば、おめでとうございます!あなたはそこから楽天基地局に繋がります。
44011がなくても「44053」があれば、これはauが楽天ローミング用に設定している電波なので問題なく通話もデータも「ローミング」で使えます。
両方ともなければ「圏外」で全く使えないことになりますがレアケースで「44053」はほぼ全国遍く捕捉できます。
しかしながら、これは電波強度まではわからないので「44011」と表示されてもまだ基地局不足で実用には耐えずローミング利用となるケースはあります。