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インテルのポール・オッテリーニCEOが来年5月で引退すると発表

インテル(ティッカー:INTC)のポール・オッテリーニCEOが来年5月で引退すると発表しました。

このニュースをウォールストリート・ジャーナルは「サプライズだ」と形容しています。

少なくとも任期の長さの点では、今回のオッテリーニCEOの決断に意外性はありません。

インテルは1968年の創業以来、僅か5人しかCEOが出ていません。それらは順番に:

ボブ・ノイス
ゴードン・モーア
アンディ・グローブ
クレイグ・バレット
ポール・オッテリーニ

です。

平均すれば8年に1回程度でCEOの交代がある計算になります。オッテリーニCEOは2005年からCEOをやっているので、今回も過去のペースを踏襲していることになるわけです。

過去のインテルでは、次期CEO候補を比較的早期に絞り込み、スムーズな交代に向けて準備されてきました。

それに比べると今回は次期CEOが誰になるのか定まっていない印象を受けます。

インテルの取締役会は「外部のCEO候補も検討する」と言っています。

これは株主の利害を代弁する取締役会の立場からすれば判で押したようなお定まりのコメントと受け止めることが出来ます。

しかし今回は「外部からのCEO」に期待する声も高いです。

インテルは「PCからスマホへ」という時代の流れに乗り遅れており、その意味では次期リーダーを外部に求めるということも必要なのかもしれません。 業績的な話をすれば、今回のオッテリーニCEOの引退の決断は、決してインテルの業績不振が原因ではないと思います。

下はインテルの一株当り配当(DPS)、一株当り利益(EPS)、一株当りキャッシュフロー(CFPS)の推移を示したグラフです。
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リーマンショック後、業績が落ち込んでいますが、それは2010年を境に回復基調です。

次に同社のマージンを見ると2010年には過去最高の利幅を記録しています。
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このように足下の業績を見る限りではインテルの収益力はまずまずだということがわかります。ただ先に述べたような、スマホ市場への対応の遅れなど巨視的な戦略では不安を残していると思います。

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