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英EU、通商協定含む将来関係巡る交渉で合意 離脱後の混乱回避


[ロンドン/ブリュッセル 24日 ロイター] - 英国と欧州連合(EU)は24日、自由貿易協定(FTA)を含む将来の関係を巡る交渉で合意した。EUを離脱した英国が加盟国とほぼ同等に扱われる「移行期間」が12月31日に終了する前に合意にこぎつけたことで、離脱に伴う混乱が回避された。

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は記者団に対し「長く、困難な道のりだったが、良好な合意が得られた。公平で、均衡が取れた合意だ。EUと英国の双方が行うべき正しく責任のあることだった」と述べた。

英国のジョンソン首相は両腕を上に上げ、勝利を表現する自身の写真とともに「合意が得られた」とツイッターに投稿。その後の記者会見で「不可能だと言う者もいたが、われわれはコントロールを取り戻した」と述べた。

また、合意はEU・カナダ間の自由貿易協定(FTA)に沿った内容になったと説明。国民に対しEU離脱を決めた2016年の国民投票での分裂から次の段階に進むよう訴えた。

合意には北アイルランドの和平合意を支持する内容も含まれているという。

アイルランドは、今回の合意は期待通り自国の利益を守るものだが、解決されるべき点はなお多いとした。

欧州委員会のウェブサイトによると、合意内容は間もなく発表される見込み。

貿易協定は銀行業など英経済の80%を占めるサービス業は対象外で、英国を拠点とする銀行や保険会社、資産運用会社のEU市場へのアクセスは良くても部分的なものになる見通し。

ジョンソン首相は、金融サービスにおける規制面での同等性について期待していたほど多くの内容は含まれなかったが、いくつかの「素晴らしい内容」があるとした。

フランスのマクロン大統領は「欧州の結束と強さが功を奏した」と指摘。「英国との合意はわれわれの国民、漁業関係者、生産者を守るために必要不可欠だ。われわれはこれを確実なものにしていく」と述べた。

英ポンドは1630GMT(日本時間25日午前1時30分)時点で0.3%高。英EU協議の妥結を受け、一時1.3618ドルと前週付けた2年半ぶりの高値に接近する場面があった。

貿易協定には欧州議会とEU加盟27カ国の承認が必要。EU加盟国の大使は25日に会合を開き、貿易協定に関する検討を開始する。欧州議会は24日、来年に承認するかどうかを決定する前に詳細について検討するとした。

英議会は30日に貿易協定に関する協議と採決を行う。

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