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まな板の上の鯉はとりあえずまな板の上から跳び出さないと泳げない

今日の勉強会で何を語るか考えている。

一番皆が知りたいのは、これからの日本の政治がどうなるか、ということだろう。政治がどうなるかということを考えるためには、今の日本の政治を動かしていく力がどこにあるか、ということを明らかにしていく必要がある。

裁判を抱えている小沢氏は、いわばまな板の上の鯉である。動きたくても動けない。もはや自分から動くことは出来ず、勿論日本の政治を動かすことも出来ない。

野党の自民党にも日本の政治を動かす力はない。自民党一人がどんなに頑張っても、どう足掻いても世の中は変わらない、変えられない。

結局日本を変える力を持っているのは、野田総理一人だということになる。総理の権限は絶大である。これまでの習慣に従えば、総理はいつでも衆議院の解散が出来、閣僚の任免も自分の思い通りにやることが出来る。

刑事被告人になった小沢氏はどんなことをしても、もはや日本を変える力は発揮できない。もっとも、まな板の上の鯉が飛び跳ねてまな板の上から飛び出して自由に泳ぎだせるようになったら、随分変わる。小沢氏は果たしてまな板の上から跳ね出すことが出来るか。

その答えを用意しておかないと、今日の勉強会に出席される報道担当者の期待には応えられないことになる。小沢裁判の判決が言い渡されるのは、今のところ来年の4月頃と予想されている。一般的にはここで無罪判決でも出されれば小沢氏はまな板の上の鯉ではなくなると見られているだろうが、私は裁判が係属している限りは小沢氏はそうそう自由な身にはなれないと思っている。最高裁で判決が言い渡されて判決が確定するまでは、小沢氏はまな板の上から降りることが出来ない。まあ、無理だろう、というのが常識的なところだろう。

ただし、それでも一つだけ道が残っているのではないか、と私は思っている。

小沢氏が100人規模の新党を作ってしまうと、日本の政治の風景がガラッと変わる。小沢裁判がどうなろうが、もうどうでもいいことになってしまう。

今のところ小沢氏にはその力はなさそうだし、今後もそれだけの力は発揮できるようになるとは思われないが、しかし可能性はゼロではない。
今日は、そんなことも念頭に話を纏めるつもりだ。

もっとも、現在の政局のカギを握っているのは、民主党でも自民党でも小沢氏でもない。公明党がどう動くかで大体は分かる。公明党が本当には何を望んでいるか、いつ、何を仕掛けてくるか。民主党も自民党も固唾を呑んで公明党の動きを見ているところだ、ということも言っておかなければならないが。

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