
[東京 24日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの103円半ば。英国と欧州連合(EU)が通商交渉できょうにも合意するとの報道を受けて、ポンドが買われた。
クリスマスを控えて全般低調な取引が続く中、ポンドが買い人気を集めた。現地時間24日午前にも合意発表の見通しなどと伝わり、ポンドは対円で140円前半、対ドルで1.35ドル半ばへじり高となった。
ポンドの140円台は11月以降続いたレンジ相場の上限。上抜ければ9月高値の142円後半が視野に入る。対米ドルではすでに2年半ぶり高値圏へ上昇しているだけに、短期筋の間では対円でも上抜けを期待する声が出ていた。
一方で「合意はほぼ織り込まれている。クリスマス前の持ち高調整と合わせ、発表後は反落する可能性が高いのではないか」(トレーダー)との見方もあった。
対ポンドでドルと円が同時に売られたこともあり、ドル/円は売買が交錯。103円半ばの狭いレンジ内でもみあった。あす25日も多くの国が休場となるため、動意に乏しい展開が続きそうだという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 103.55/57 1.2204/08 126.37/41
午前9時現在 103.52/54 1.2192/96 126.24/28
NY午後5時 103.55/58 1.2185/89 126.19/23
(為替マーケットチーム)