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中国人民銀、来年は刺激策縮小 性急な引き締めは回避へ=関係筋


[北京 22日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は2021年に経済への支援措置を縮小し、信用の伸びを抑える方針だ。政策決定に関与している3人の関係筋が明らかにした。ただ、景気回復が腰折れする恐れやデフォルト(債務不履行)などへの不安が根強いため、性急な金融引き締めは行わない見込みという。

これら関係筋によると、人民銀が今後数カ月間、政策金利を据え置く一方で、2021年は信用の伸びを徐々に減速させていく見通し。このうちの1人は「金融政策は間違いなく依然ほど緩和的にはならない」とした上で「しかし突然の引き締めはデフォルトなどの問題を引き起こしかねない」と指摘した。

また、中国政府は来年、財政刺激策を縮小し、財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を3%程度へ引き下げる公算が大きい。2020年の財政赤字目標は対GDP比で少なくとも3.6%としている。

関係筋は、中国経済が2020年の落ち込みから回復する中で、来年は債務の削減と金融リスクの抑制に対応する上で一段の余裕が生まれるとの見方を示した。

人民銀は新型コロナウイルスの流行による景気低迷を受けて2月以降、利下げや預金準備率の引き下げなどの措置を講じてきた。だが5月以降は最優遇貸出金利(ローン・プライム・レート)などの主要金利を据え置いている。

関係筋の1人は「インフレ率が大幅に上昇しない限り、人民銀が金利を引き上げることはないだろう」と語った。

性急な政策引き締めは消費者と企業に打撃を与える可能性があるとして、人民銀は債務の水準を引き下げるのではなく安定させることに焦点を当てる見通しだ。

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