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福島第一原発事故の影響を地元漁業関係者が証言「我々は風評というものに直面している」

 19日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、福島第一原発事故の影響について地元の漁業関係者が実情を語った。

 この日は「福島原発トリチウム処理水 海洋放出に賛成? 反対?」と題して、事故からまもなく10年が経つ福島第一原発から発生した「汚染水」を処理して専用タンクに保管されている「処理水」を最終的にどうすべきなのかについて、衆議院議員の細野豪志氏やアップアップガールズ(2)・高萩千夏をはじめ、関係者たちをゲストに招いて議論を交わした。

 「処理水」放出の反対派としてリモートで登場をしたのは、小名浜機船底曳網漁業協同組合・理事の柳内孝之さん。漁業の現状について問われると、震災後にかかっていた出荷制限が今年の2月にすべての魚種で解除され「これから福島の漁業の再生に向けてギアを一段上げて水揚げ増加を目指していくところ」と前向きな状態であると説明。

▶映像:漁業関係者が福島第一原発事故の影響を明かす(51分20秒頃~)

 ちなみに現在の漁獲高は限定された操業のため、震災前とくらべて減少している。竹山は福島を訪れた際に「漁をしていなかったから、魚が太ってうまいんだよ」と現地の人から言われたことを明かして「それは本当にあるんですか?」と問いかけると、柳内さんは「資源的には増えていると思います」と回答。岸壁の釣りでも大きな魚が釣たり、試験操業で網を投げた際にかかる魚の量も増えていることを明かした。

 しかし柳内さんは「我々は風評というものに直面している」と、風評被害によって水揚げをしても流通させることが難しいと説明。海洋放出について「風評被害は免れないと思っている」と反対だとして「回復の見込みがなければ、われわれの業界はさらに縮小してしまいます」と窮状を訴え、「風評被害について言及をするときに仲買人たちの現状も知らなければ実情はわかりません」と、被害は水揚げをする漁業者だけでなくその関係者にまで広がっていることを説明をした。

▶映像:漁業関係者が福島第一原発事故の影響を明かす(51分20秒頃~)

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