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米テスラ株が急反落、S&P500採用初日 過大評価の声も


[21日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラが21日、S&P総合500種指数に組み入れられた。先週末18日は大商い下で過去最高値を更新していたが、きょうは6.5%安で取引を終了した。

米アップルとの競合の可能性を伝える報道を背景に、1日の下落率としては約1週間ぶりの大きさとなった。ロイターは、複数の関係筋の話として、アップルが自動運転車の開発を推し進め、2024年の乗用車製造開始を目指していると報じた。自社開発の最先端の電池が搭載される見通しという。

S&P500はきょう0.4%安で終了。リフィニティブのデータによると、テスラ株の下げは、S&P500の下落率の約0.1%ポイント分に相当する。

テスラの時価総額はS&P500採用時として過去最大。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのアナリスト、ハワード・シルバーブラット氏によると、テスラの構成比率は1.69%。

テスラ株価はS&P500への新規採用が発表された11月中旬以降で約70%上昇。年初来では約8倍となっている。

シルバーブラット氏によると、S&P500採用に伴うテスラ株へのパッシブファンドによる買い需要は18日取引終了時までで903億ドルに上ったという。

また、テスラ株が11.11ドル動くたびにS&P500は1ポイント変動するほか、S&P500の2021年の株価収益率(PER)は22.3倍から22.6倍に上昇するという。

S&P500をベンチマークとするアクティブファンドは、テスラ株を取得するかどうか決断を迫られる。最近のテスラ株上昇で、ファンドがテスラ株を保有していないとなると、ファンドはアンダーパフォームするリスクがある。

インバーネス・カウンセルの首席投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「テスラ株はS&P500採用を前に高値になっており、裁定取引の目的で買っていた向きがきょうから売りに動くとみていたため、われわれは(テスラ株を買うという)決定をしなかった。少なくともきょうに関しては、その判断は正しかったことになる」などとした。

テスラの時価総額は約6160億ドルに達し、米上場企業で6番目の大きさとなったが、多くの投資家が過大評価されているとみている。

TSロンバードの戦略部門責任者、アンドレア・シシオーネ氏は「バリュエーション面では極めて高水準に達している。テスラは将来的に全く異なる企業になる可能性があるため、自動車会社として評価されているわけではないことを認識しておく必要がある」と述べた。

リフィニティブによると、テスラの売買代金は米株市場で最多。過去12カ月間の1日平均は約180億ドルと、2位のアップル(平均約140億ドル)を大幅に上回っている。

*内容を追加しました。

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