報道機関による世論調査で、内閣支持が「上がった下がった」とよく話題にするが、一つの傾向として参考にすべきではあるが、その毎(ごと)に一喜一憂すべきではない。
支持率が不支持よりも高いので、これからの政策展開で国民の支持、理解も高まると期待したい。
内閣支持率は一時下がっても、自民党の支持は大きくブレず、安定している。内閣支持率と自民党支持率をたして6割あれば十分である。
国民はその都度話題になったことで、例えば「GoToトラベルの停止判断が遅かった」とか、大人数での会食を自粛するようにお願いしながら「総理が参加したことはいかがなものか」とテレビ、特にワイドショーで扱われると国民は反応する。これは一過性の部分がある。
政治は、国家の発展はもとより、国民生活守ることにある。そして政治の究極の使命は、世界平和である。世界の中の日本から、今や世界をリードする日本である。
菅総理にはコロナの収束、そして終息に全力を注いでもらい、来年は地球儀を見据えての大きなグランドビジョン「日露平和条約締結」「日朝国交正常化」「時代に合った憲法の実現」等、実現してほしいと願ってやまない。
菅政権発足からまだ3カ月である。あせることなく落ち着いて冷静に事を運べば、自ずから国民の信頼は得られる。
菅総理の強みは、安倍総理の突然の病気による辞任から降って沸いてきた今の地位であり、なにも失うものはないという強みを持っている。
そしてコロナ過で多くの人が明日の生活に不安を持って毎日を送っている時こそ、叩き上げの苦労人経験の菅総理の出番なのだ。
自民党総裁選出馬の記者会見で「私みたいな者でも、努力すれば総理大臣の道が拓けるのです」と淡々と述べたこの言葉こそ、今、国民に勇気とやる気を与え、菅総理の国家観、座標軸(ざひょうじく)と私は受け止めている。
菅総理には自信を持って日本丸の舵取りをしてほしいとエールを送る次第だ。
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- 2020年12月21日 18:27