
[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点からややドル高の103円半ば。英国で変異種の新型コロナウイルス感染が急拡大していることなどを背景に、ドルや円が逃避的に買われた。
週明け取引ではドルと円がともに上昇。アジア株が軒並み安となる中、ユーロや豪ドル、NZドルなどが対米ドル、対円でともに売られた。
売りが最も目立ったのは、震源地のポンド。英国はロンドンを含むイングランド南東部にロックダウン(都市封鎖)を再導入し、クリスマス前後の行動指針緩和も撤回。従来3段階だった警戒レベルに、さらに厳しい4番目のカテゴリーを新設した。
ポンドは日中を通じてじり安が続き、対ドルで前週末終盤の1.35ドル前半から1.33ドル半ばへ、対円でも139円半ばから137円後半まで売られた。
市場では「週後半はクリスマス休暇となる参加者が多く、これまで保有してきたドルの売り持ちを解消する動きが出やすい」(トレーダー)ことも、ドル高を促したとの声が出ていた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 103.45/47 1.2189/93 126.11/15
午前9時現在 103.47/49 1.2210/14 126.35/39
NY午後5時 103.31/34 1.2255/59 126.61/65
(為替マーケットチーム)