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主力の東南ア、競争力維持へハイブリッド車に注力=三菱自CEO


[北京 21日 ロイター] - 世界的に自動車の電動化が加速する中、三菱自動車工業は主力市場の東南アジアで競争力を維持するため、ハイブリッド車の販売に力を入れる方針だ。加藤隆雄最高経営責任者(CEO)がロイターとのインタビューで明らかにした。

三菱自は家庭用電源で充電可能なプラグインハイブリッド(PHEV)の「アウトランダー」をタイで生産する計画で、21日に式典を開いて正式にラインを稼働する。同モデルを現地生産するのは、ハイブリッド車に対するタイ政府の支援策を活用するためでもある。

二酸化炭素(CO2)排出量を削減するため、東南アジア地域には電気自動車の普及に力を入れる国もある。しかし、加藤CEOは「本当にASEAN(東南アジア諸国連合)が電動化を進めるに当たって入れるべき車種は何かと考えると、まずはハイブリッドとかPHEVというのが現実的な選択肢だろうと考えている」と語った。

加藤氏はその理由として、バッテリーの価格が高く、電気自動車だと車両も高価にならざるを得ないこと、この地域ではまだ充電インフラが整っていないことを挙げた。

アウトランダーPHEVは、主要な駆動装置や電池を日本から輸出してをタイで組み立てるという。加藤氏は、東南アジアの商品ラインアップにハイブリッド車をさらに追加する考えも明らかにした。

タイにおけるアウトランダーPHEVの販売目標は年間3000台。164万バーツ(約570万円)と175万バーツ(約608万円)の2つのグレードを投入する。

三菱自の関係者によると、東南アジアではアウトランダーPHEVのほかに、今後数年内に「エクスパンダ―」のハイブリッド車を投入することになりそうだという。

エクスパンダ―はガソリン車を2017年にインドネシアで発売。東南アジアではフィリピン、タイ、ベトナム、マレーシアに販路を広げている。

三菱自の2020年3月期の世界販売は134万3000台。うち29万台は東南アジアで、その大半をタイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムでの販売が占めた。

*インタビューは16日に行いました。

(白水徳彦 日本語記事作成:久保信博)

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