自民党は、安倍前総理の国会招致を前向きに検討しているという報道があった。
多分、近日中に安倍前総理の公設秘書の処分が発表されるのだろう。
安倍前総理は既に検察官の事情聴取に応じている、という話なので、事件の幕引きのためには自民党としても安倍前総理に国会で何らかの弁明をさせる必要がある、と判断しているのだと思う。
年内に一件落着させたいと関係者の皆さんは願っているようだが、多分、何をやってもこの一件は落着しない。
衆議院の解散・総選挙までダラダラとこの問題は続く。
まあ、議員辞職等の思い切った手段にでも出ない限りは、安倍前総理は、国会で堂々と誤った答弁を再三再四にわたって繰り返した総理、という汚名を雪ぐことは出来ない。
安倍前総理にとって禊の方法はどこにもない、と言うべきだろう。
それでも、韓国の歴代大統領のような目には会わないのだから、それでよし、とすべきかも知れない。
予算員会で証人喚問だ、などと息巻いておられる方がおられるが、さすがに証人喚問は自民党が受け容れるはずがない。
弁明するとしたら、やはり政治倫理審査会の場が一番ふさわしいのではないか、というのが私の現時点での見解である。