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NY市場サマリー(16日)FOMC受けドル乱高下、ナスダック最高値

[16日 ロイター] -

<為替> 米連邦準備理事会(FRB)の資産購入政策に反応し、ドルが乱高下。また、暗号資産(仮想通貨)のビットコインは初めて2万ドルの大台に乗せた。

FRBは15─16日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0─0.25%に据え置いた。月額1200億ドル規模の国債購入プログラムについては「最大雇用と物価安定の目標達成に向けてさらに著しい進展が見られるまで」継続すると表明した。

これを受け、ドル指数は90.713に上昇。しかし、長期債の購入拡大に動かなかったことで失望感が広がり、2年ぶりの安値近辺まで下落した。終盤の取引では0.2%安の90.2970で推移した。

ビットコインは7.15%高の2万0824ドル。年初からの上昇率は170%超となった。

スイスフランは一時、対ドルで6年ぶり高値を更新。米財務省はこの日、貿易相手国の通貨政策を分析した半期為替報告書を公表し、スイスとベトナムを「為替操作国」に指定。両国が今年6月まで、外国為替市場に介入し、スイスの介入の少なくとも一部は、国際収支の調整を防ぐためのスイスフラン押し下げが目的だったと主張した。

スイスフランは終盤の取引で上げ幅を縮小し、0.8856フランで推移。ベトナム通貨ドンもほぼ変わらずの2万3126ドン。

ユーロ/ドルは0.29%高の1.2186ドル。堅調なユーロ圏指標に加え、英国と欧州連合(EU)の通商交渉進展に向けた期待を追い風に、ユーロは一時2018年4月以来初めて、1.2212ドルを上抜ける場面もあった。

<債券> イールドカーブ(利回り曲線)がややスティープ化。FRBが米経済の回復に著しい進展が見られるまで現行の国債購入プログラムを維持する方針を示したことを受けた。

指標10年債利回りは0.4ベーシスポイント(bp)上昇の0.925%。30年債利回りは0.2bp上昇の1.666%となった。これによりイールドカーブがスティープ化し、2年債と10年債の金利差は80.2bpと1.3bp拡大。5年債と30年債の金利差も129.5bpと1bp拡大した。

10年債と30年債の利回りは3月に付けた過去最低水準からそれぞれ約60bp、約100bp上昇している。そのため、FOMC前には購入資産の年限長期化を予想する向きもあった。

FRBが国債購入プログラムに関する変更を発表しなかったことはおおむね市場予想通りだが、イールドカーブの緩やかなスティープ化は、年限長期化を見込んでいた投資家がポジションを一部解消したことを示唆する。

<株式> ナスダック総合とS&P総合500種が上昇し、ナスダックは最高値で取引を終えた。新型コロナウイルス追加経済対策の合意が近いとの見方やFOMC声明が支援材料となった。

コロナ下での消費者の行動変化による恩恵を受けてきたテクノロジー株が買われ、ナスダックは過去最高値を更新。マイクロソフトは2.4%高となった。

コロナ経済対策を巡っては、米議会指導部が9000億ドル規模の法案で合意に近づいていることが議員や議員側近の話で分かった。国民1人当たり600─700ドルを支給する案のほか、失業給付拡充の延長などが盛り込まれており、向こう24時間以内に採決が開始される可能性がある。

米商務省が発表した11月の小売売上高は前月比1.1%減と、2カ月連続でマイナスとなった。コロナ感染拡大や所得の減少が重しとなり、市場予想の0.3%減を超える落ち込みだった。

アルファベットは0.2%安。テキサス州など10州が、オンライン広告事業を巡り反トラスト法違反で同社傘下のグーグルを提訴した。

ツイッターは、JPモルガンが投資判断を「オーバーウエート」に引き上げたことを好感して2.3%高となった。

<金先物> FRBによる金融政策決定を控えて様子見ムードが広がる中、小幅続伸した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比3.80ドル(0.20%)高の1オンス=1859.10ドル。

英国とEUの通商交渉に進展があったとの報や、米追加経済対策を巡る与野党合意が近いとの観測を背景に、外国為替市場ではドルがユーロなどの主要通貨に対して下落。これにより、ドル建てで取引される金塊に割安感が生じ、相場は未明から早朝にかけて上げ幅を拡大した。

<米原油先物> 米週間原油在庫が予想を上回る取り崩しとなったことを受けて買われ、3日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値(終値に相当)は前日比0.20ドル (0.42%)高の1バレル=47.82ドル。2月物は0.22ドル高の48.00ドルとなった。

米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週報によると、11日まで1週間の米原油在庫は前週比310万バレル減と、減少幅は市場予想(ロイター調査)の190万バレルを上回った。これをきっかけに需給緩和懸念が幾分後退。売りが先行していた相場は買いで反応し、朝方の下げ幅を一掃した。ガソリン在庫が100万バレル増(予想は160万バレル増)、ディスティレート(留出油)在庫が20万バレル増(90万バレル増)と、いずれも市場予想を下回る積み増しにとどまったことも支援材料となった。

ドル/円 NY終値 103.48/103.51

始値 103.31

高値 103.91

安値 103.30

ユーロ/ドル NY終値 1.2197/1.2201

始値 1.2194

高値 1.2207

安値 1.2126

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 99*08.00 1.6569%

前営業日終値 99*03.00 1.6640%

10年債(指標銘柄) 16時59分 99*18.50 0.9196%

前営業日終値 99*18.00 0.9210%

5年債(指標銘柄) 16時58分 100*01.00 0.3686%

前営業日終値 100*00.00 0.3750%

2年債(指標銘柄) 15時23分 100*00.38 0.1190%

前営業日終値 100*00.13 0.1230%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 30154.54 -44.77 -0.15

前営業日終値 30199.31

ナスダック総合 12658.19 +63.13 +0.50

前営業日終値 12595.06

S&P総合500種 3701.17 +6.55 +0.18

前営業日終値 3694.62

COMEX金 2月限 1859.1 +3.8

前営業日終値 1855.3

COMEX銀 3月限 2505.2 +40.8

前営業日終値 2464.4

北海ブレント 2月限 51.08 +0.32

前営業日終値 50.76

米WTI先物 1月限 47.82 +0.20

前営業日終値 47.62

CRB商品指数 163.8578 +0.8380

前営業日終値 163.0198

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