
[ヘルシンキ 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は15日、ECBは債券の買い入れに際して市場の状況を考慮すると発言、買い入れ枠は目標ではなく上限だと認識していると述べた。
ECBは先週、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ枠を1兆3500億ユーロから1兆8500億ユーロに引き上げ、期間を2022年3月末まで延長した。
同総裁は会見で、これについて「新たな金額は目標ではなく、現時点での上限だ」と発言。
「以前に述べたように、ECBは良好な金融状況を実現するためにプログラムを運用する。つまり、市場の状況、市場の動向を考慮して運用するということだ」と述べた。