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中国人民銀、MLFで過去最大の資金供給 社債不履行問題に対応


[上海 15日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は15日、1年物中期貸出制度(MLF)を通じ9500億元(1450億ドル)を供給したと発表した。同制度としては過去最大の供給額。最近相次いだ社債のデフォルト(債務不履行)による市場の動揺に対応し、流動性向上を図った。

人民銀は「銀行システムの流動性を適度に潤沢」な水準に維持する狙いがあるとした。

金利は2.95%と、8カ月連続で据え置いた。市場参加者は最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)も来週21日の定期見直しで据え置かれると見込む。

中国では先月、高格付けの国有企業のデフォルト(債務不履行)が相次ぎ、社債市場で売りが膨らんだ。この結果、社債の発行主体である企業や引受金融機関への調査が行われ、予定されていた社債発行が相次ぎ取りやめとなり、融資の伸びを圧迫した。

ガベカルの中国企業担当アナリスト、トーマス・ガトリー氏は「資金が明らかに必要な地方政府の発行主体をはじめ、非常に多くの発行計画が中止となった。このため、正常に戻るまで人民銀は恐らく、やや緩和的なスタンスを継続するだろう」と予想した。

この日の供給額は、12月に期日を迎える2件のMLF融資、計6000億元を上回った。

トレーダーによると、この日の資金供給を受けて、資金需要が通常高まる年末の流動性を巡る懸念がやや和らいだという。

ドル/元スワップポイントは人民銀の大規模資金供給を受けて低下。1年物は過去4カ月余りの最低水準を付けた。主要な銀行間取引金利も低下した。

方正証券のチーフエコノミスト、Yan Se氏は人民銀の動きは債券市場の安定を維持するとともに、市場の長期の流動性を適度に潤沢な水準に保つ狙いがあると分析。

「米中の金利差がさらに広がれば為替と輸出に影響が及ぶ。このため、(当局は)利上げに慎重であるべきだとわれわれは考える」と述べた。

人民銀はまた、期間7日のリバースレポで100億元を供給したと明らかにした。金利は据え置いた。

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