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原油先物は下落、欧州のロックダウン強化で需要に懸念


[メルボルン 15日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。欧州で新型コロナウイルス対策のロックダウンが強化されつつあることに伴う燃料需要の減少懸念が、コロナワクチン接種開始への安ど感や中東情勢の緊迫化による需給ひっ迫懸念を上回った。

0158GMT(日本時間午前10時58分)時点で、米WTI先物は0.16ドル(0.3%)安の1バレル=46.83ドル。北海ブレント先物は0.20ドル(0.4%)安の50.09ドル。前日の上昇分の半分を吐き出した。

ハンコック英保健相は14日、新型コロナ感染者が急増する中、ロンドンが16日から最も厳格な制限段階に移行すると発表。人の集まりが制限されるほか、バーやレストランの営業は持ち帰りサービス以外禁止される。

イタリア政府はクリスマスから年始にかけて、全国的な外出制限の強化を検討しているほか、ドイツ政府はコロナ対策の制限措置を16日から強化し、少なくとも来年1月10日まで大半の商店の営業を禁止すると発表。ドイツ首相府は来年初め以降も感染拡大を抑えるための制限措置を継続する公算が大きいとした。[L4N2IU36E]

ただ、米国、英国、カナダでコロナワクチンの接種が始まったことは引き続き支援材料となり、ブレント先物は50ドル台を維持している。

石油輸出国機構(OPEC)は14日に公表した月次報告で、2021年の世界原油需要見通しを前年比日量590万バレル増の9589万バレルと、11月の見通しから35万バレル下方改定した。報告書は「主要経済国でワクチン計画が当初予想より早く進んでいるとする最近の明るいニュースは、成長見通しにとって上向きの材料となり得る」とした。

サウジアラビア西部ジッダの港に停泊中の石油タンカーが14日に爆発物を積んだボートに攻撃され、火災が発生したことも原油の支援材料となった。サウジのエネルギー省は攻撃を「テロ行為」と非難した。

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