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米エクソン、2025年までに温室効果ガスの排出強度低下へ


[14日 ロイター] - 米石油大手・エクソンモービルは14日、今後5年間に温室効果ガス排出量の削減を目指す計画を発表した。同社は、より環境に配慮した燃料へのシフトを求める投資家や環境活動家の圧力に直面している。

複数のライバル企業は、より長期的な目標を掲げており、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルと英BPは2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目指している。

エクソンは、供給網全体の排出量を算出する国際基準(スコープ3)に基づく排出量の報告を2021年に開始するという。

また、2025年までに油田の温室効果ガス排出強度を16年水準から15─20%低下させるとした。ただ、全般的な排出量に関する目標は設定しなかった。また、強度を低下させても、石油・ガスの生産が拡大した場合には、排出量は依然として増加する可能性がある。

2015年に採択された温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」で、世界平均気温の上昇を産業革命以前と比較して摂氏2度未満に維持する目標が掲げられて以降、投資家の圧力は高まっており、エクソンのライバル企業はより野心的な目標で合意している。

同社の温室効果ガス・気候変動対策責任者、ピーター・トレレンバーグ氏は14日の記者会見で、自社の目標はパリ協定に沿ったものだと説明した。さらなる目標は2025年の目標達成時に設定するという。

ボストン・トラスト・ウォールデンで環境・社会・企業統治(ESG)への株主関与を推進する取り組みを統括するティモシー・スミス氏は、エクソンの目標について「勇気づけられるニュースで、株主からの圧力増大を受けた対応であることは疑いない」と指摘。

「スコープ3に基づく排出量を示すことを長らく拒んでいたことから、注目に値する方針転換だ。エクソンは示した方針の管理に優れていることで知られる」と語った。

一方、米非営利団体セレスの石油・ガス担当シニアディレクター、アンドリュー・ローガン氏は、新たな目標は「リスクの主な源」である製品の排出量に対処していないと指摘。「米同業のオキシデンタルやコノコフィリップスが、事業における排出量目標を実質ゼロに設定し、製品の排出量に対処する中、エクソンび取り組みは期待外れだ」と述べた。

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