
[東京 14日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は14日午後の会見で、新型コロナウイルス感染症患者に対応するために派遣されている医師や看護師に対する政府の補助金額を倍増するとの方針を示した。
菅義偉首相が同日、東京都内の国立国際医療センターを視察した後、コロナ対応で病院に派遣されている医師や看護師について「処遇を倍増したい」と記者団に述べていた。
官房長官の午後の会見でこの詳細を聞かれ、「コロナ対応で重点医療機関に指定されている医療機関に派遣されている医師、看護師には国から補助する仕組みがある」と指摘。菅首相の「処遇を倍増」という発言は、その補助額を倍増することだとの見解を示した。
一方、広島県が「GoToトラベル」の対象からの除外を国に要請しているのではないか、との質問に対しては、調整中であるため詳細は回答できないとした。
飲食店への時短要請では、地方創生臨時交付金の中の「協力要請推進枠」を使って、各都道府県の対応を支援していくとの方針を繰り返した。ただ、飲食店からは1日2万円の協力金では時短で生じる損害を埋め合わせることができないと、不満の声が広がっている。
(田巻一彦)