- 2020年12月14日 08:54
やっぱり感染力が強かったコロナウィルス 経済優先して結局、経済を破綻させる菅政権の落日
コロナウィルスの感染が止まるところを知りません。拡大傾向も顕著です。
「国内で過去最多の3041人感染 新型コロナ、重症者も最多に」(北海道新聞2020年12月12日)
「国内の新規感染2389人、重症者583人で最多更新」(読売新聞2020年12月13日)
重症患者の増大は確実に医療を崩壊させます。
ここまで感染を拡大する状況をつぶさにみながら、なお経済活動との調和だといってGOTOトラベルに固執する菅政権があまりにひどすぎます。
経済活動を全く停止してしまったら、それは大変だと思うかもしれませんが、現実にはそこまでの停止は不可能です。
しかし、学校閉鎖はともかく、4月5月の外出自粛要請で一旦は収束方向に行きながら、さらなる感染拡大が引き起こされているにもかかわらず、7月にはGOTOトラベルを強行、その後の拡大のきっかけを作りました。
それにしてもコロナウィルスの感染力はあまりに強かったという感じです。
同じ予防によってインフルエンザはほぼ封じ込められています。しかし、その程度の予防では全く効果がないかのようにコロナウィルスは拡大しています。
これほどまでに感染力が強かったのか…、というよりも世界に瞬く間に感染が拡大したんですから、その感染力の強さは最初から分かっていたことです。
それにも関わらず、安倍政権のときに言い出したのは、憲法改正の緊急事態条項導入の導入という頓珍漢な方向です。
アベノマスクは最低最悪の政策でした。
多くの国民が感染拡大防止のために努力しています。それに水を差す形で実施されたのがGOTOトラベルです。
政権の無策のためにいつまでも国民が我慢しきれるものではありません。
しかも、GOTOトラベルの実施があたかも安全宣言のような風潮を作り出し、一気に国民の中の緊張感を吹っ飛ばしてしまいました。
政権の責任は大きすぎ。
経済優先というためのGOTOトラベルの固執は結局、さらなる感染拡大を招き、余計に経済を破綻させてしまいました。
別に誰も経済活動なんてしなくていいなんて思ってもいません。大事なんだということもわかっています。
しかし、それを今、優先するときですかということでとにかくも感染を収束させなければならないのに、何故、GOTOトラベルなのか、なのです。
そしてGOTOイート。
こうした業界が厳しい状況に置かれていることは誰もが承知しています。
(繰り返しますが、「接待を伴う飲食店」は性質上、仕方ないと思います。「水商売」とも言われる水ものだからです。)
普通はこうなります。
「休業、出向…師走のホテルを襲うコロナ禍 新潟から悲痛な声」(産経新聞2020年12月11日)
「居酒屋「このままではつぶれる」 都内…時短要請期間延長を懸念」(産経新聞2020年12月11日)
GOTO政策も結局、まじめにやっているホテルや飲食店の集客にはならず、悲惨な状況になっています。

2020年11月23日撮影
しかし、国の対応を反映したのがこの結果です。これまで菅政権を支持していたまじめにコロナ対策をやってきた層が離反したのです。
「駅や繁華街、6割57地点で人出増 外出抑制は浸透せず」(毎日新聞2020年12月13日)
「14人参加の忘年会で8人感染…会食中にマスクせず席替え」(読売新聞2020年12月13日)
緊張感を欠いた人たちによって感染が拡大しているという構図ですが、その原因は経済優先として、コロナ対策を後退させた国にあります。
その結果、菅内閣の支持率はこうなります。
「毎日新聞世論調査 内閣支持急落40% 不支持49%、初の逆転」(毎日新聞2020年12月13日)