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アンジャッシュ渡部の謝罪会見 芸能リポーターも“非難”されてしまった理由 - 「週刊文春」編集部

 12月3日に行われた渡部建(48)の不倫謝罪会見。非難の矛先は、煮え切らない回答に終始した渡部のみならず、芸能リポーター陣にも向けられた。

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 渡部の左右に陣取ったのは長谷川まさ子ら女性リポーター。芸能デスクが言う。

「“多目的トイレ不倫”への不快感も露わに、『性的なことに依存している?』などと辛辣な質問を連発。渡部をイジメていると受け取った視聴者も多かった」

 似た質問が繰り返され、会見がメリハリなく100分間にも及んでしまったことも問題だったという。


©時事通信社

「会見の“顔役”不在の弊害です。1990年代までのワイドショー全盛期には各局にエースがいた。故・梨元勝が口火を切り、流れを仕切る。前田忠明らが続き、今年亡くなった須藤甚一郎がときに下ネタ質問を挟み込んでスパイスを利かせた」(古参芸能記者)

 NHKとテレビ東京以外は専属リポーターを抱え、大物の契約料は年間2000万円に及んだという。

「芸能事務所ともツーカーで、タレントの結婚スクープを融通してもらったり、まさに我が世の春だった。だが大物の高齢化と、ワイドショーの生活情報へのシフトが相まって、リポーター業界が退潮。今、全盛期の生き残りと言えるのは井上公造くらい」(同前)

 代わって目立っているのが女性リポーター陣。中でも長谷川、駒井千佳子ら、井上率いる「KOZOクリエイターズ」に属する面々が存在感を示している。

「あとは、3月の東出昌大(32)の不倫謝罪会見で『杏と唐田えりかのどちらが好き?』と迫った平野早苗。だがいずれも小粒で、かつての東海林のり子のような際立つ個性はない」(同前)

声がマイクに入らなければ死活問題…彼らの厳しい現状

 彼らの現状は、なかなか厳しいという。中堅リポーターの一人が言う。

「東京キー局が芸能プロへの忖度からスキャンダルの扱いを縮小する中、会見は貴重な放送機会。だが現場の統制が取れていないから、番組から指示された質問を当てるのにも苦労する。声がマイクに入らなければ死活問題。皆必死です」

 現在、リポーターの主戦場は大阪、名古屋、福岡などの地方局だというが、それも先行きは不透明。

「以前は芸能プロの目の届かないこともあり過激発言も許されたが、今はそれをすぐにスポーツ紙が拾ってネットニュースにし、全国に拡散されてしまう。加えて今は地方局もコロナ関連情報に時間を割かざるを得ず我々の出番も減少。だからこそ渡部会見のような大きな現場は我々にも絶好のアピールの場だったのですが、皆、ちょっと力が入りすぎたかも……」(同前)

 大汗をかいたのは、渡部だけではなかったようだ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年12月17日号)

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