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ドル上昇、リスク選好度低下で ポンドは下落=NY市場


[ニューヨーク 11日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、安全通貨としてドルが買われた。米国で新型コロナウイルス感染者が増加する中、追加の財政刺激策を巡る懸念が広がっているほか、合意がないまま英国が欧州連合(EU)を離脱する可能性が高まったことでリスク選好度が低下した。

米国では早ければ11日にも新型コロナワクチンが承認されるとみられている一方、追加の新型コロナ救済法案を巡る協議はまだ実を結んでおらず、民主党のペロシ下院議長は10日、協議がクリスマスまで長引く可能性を示した。

OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「今週は多くの点で残念な1週間だった」と指摘。「米議会の新型コロナ追加対策を巡る協議に進展はなく、英EU離脱はまたもや最後まで予断を許さず、米国では新型コロナの死者数と入院者数が驚異的なペースで増加しており、一段の制限措置やロックダウン(都市封鎖)につながる可能性が高い」と述べた。

ドル指数は0.23%高の90.955。4日に付けた2年半ぶりの安値90.471をやや上回る水準で推移した。

米労働省が11日に発表した11月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.1%上昇と、4月以来の小幅な伸びにとどまった。一方、米ミシガン大学が11日に発表した12月の消費者信頼感指数(速報値)は81.4と前月の76.9から上昇し、市場予想の76.5を上回った。

ポンドは0.50%安の1.3223ドル。合意なき英EU離脱の可能性が高まったことでポンドのボラティリティー上昇を見込む動きが広がった。

英国のジョンソン首相は11日、難航している欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)交渉について、合意が成立しないまま年末の離脱移行期間の終了を迎える公算が大きいとの見方を示した。

また、欧州委員会のフォンデアライエン委員長は11日、英国との通商交渉について、公平な競争環境の確保とEU側の漁船による英海域での漁業権が争点となっており、依然立場に開きがあるとの認識を示した。

ポンドの1週間物インプライド・ボラティリティーは9カ月ぶりの高水準に達した。また、投資家がポンド安に備える動きを強めたことから、コールに対するプットのプレミアムが4月以降で最高値を付けた。

ユーロは対ドルで反落。0.23%安の1.2115ドルとなった。前日には欧州中央銀行(ECB)が新型コロナ感染第2波に対応しユーロ圏経済を支援するため、追加の金融緩和策を打ち出したほか、EUのミシェル大統領が、総額1兆8000億ユーロの2021─27年予算と新型コロナウイルス復興基金で合意したと発表した。

ドル/円 NY終値 104.01/104.04

始値 104.09

高値 104.15

安値 103.83

ユーロ/ドル NY終値 1.2111/1.2115

始値 1.2121

高値 1.2132

安値 1.2106

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