[ワシントン 11日 ロイター] - 米ミシガン大学が11日に発表した12月の消費者信頼感指数(速報値)は81.4と前月の76.9から上昇し、市場予想の76.5を上回った。ただ、新型コロナウイルス流行前の水準からは引き続き大きく落ち込んでいる。
回答者のうち、民主党や独立系支持者の信頼感は改善したものの、共和党支持者は反対に信頼感が悪化した。
現況指数は91.8と前月の87.0から上昇。期待指数も74.7と前月の70.5から上昇した。
期待インフレ率は1年先が2.3%と、前月の2.8%から低下。5年先は2.5%で変わらずだった。
ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(ニューヨーク)の米国担当チーフエコノミスト、ルビーラ・ファルーキ氏は「過剰な生産能力に加え、新型コロナの感染再拡大に伴い新たな制限措置が必要との声が強まっており、インフレ動向は短期的に抑制される公算が大きい」と述べた。