- 2020年12月11日 17:55
米国事情:この家でのクリスマスは今年が最後?
多くのアメリカ人は、給料ぎりぎりの生活をしていると言われますが、ソフトウェア会社のハイランド・ソリューションズが、このような調査結果を発表しています。
・3月以来、63%のアメリカ人が給料ぎりぎりの生活をし預金をすることができない。
・47%は緊急事態に備えた預金を使ってしまった。
・突然の車の故障などといった事態が起きると金が必要になる。しかし、82%の人たちには500ドルの現金が無い。
・33%の人々は2月以来、少なくとも1枚の新しいクレジットカードを入手した。月々の出費、たとえば食費などを払うためにクレジットカードを使い、25%の人々のクレジットカード残高は1万ドルを超えた。
・3分の2の人たちは、毎月の収入は不安定と答えている。
・約67%の人たちは、経済シャットダウンが起きる前に、もっと預金しておくべきだったと回答している。
家計をやりくりするために節約をしなければならない状況なのですが、食品の値段が上がっているので、21%の人たちは月々の出費が増えたと回答しています。
上の写真で分かるように、20ドルで買える食料品は年々減っています。1998年にはショッピングカートがいっぱいになるほど食料を買うことができましたが、2014年のショッピングカートは、ほとんど空です。
今のところ、消費者たちはクレジットカードを利用することで、毎月の支払いをなんとか済ませています。もちろん、クレジットカードには利用できる限度額がありますから、いつまでもクレジットカードに頼ることはできません。
更に、こんな悪い報道もあります。
米国勢調査局が13の州で行った調査によると、39.4%から56.2%の人々が、2021年2月までに家から立ち退くことを通告される可能性があると答えている。
「この家でのクリスマスは今年が最後になる」という家庭が多数ありそうな今日の米国です。
(参照した記事:A Shocking Look At How Many Americans Are Now Living On The Edge)