
政府の新型コロナ対策分科会は11日午後、成人式や初詣などで密を割けるよう呼びかけるとともに、年末年始の過ごし方に関する提言を公表した。
提言では「年末年始は我々の社会にとって特別な時期です。特に、半年以上、つらい思いをされてきた多くの皆さんは、年末年始こそは、お酒を酌み交わし、親族や親しい友人たちと旧交を温めたいと考えていると思います。しかし、年末年始に人々の交流を通して感染が全国的に拡大すると、さらに医療が過迫し、結果的に経済も大きな打撃を被ります」とした上で、次のような注意事項を広く国民に周知するよう、政府に求めた。
1.全国の皆さんへ(忘年会・新年会)
最も大切なことは、 なるべく普段から一緒にいる人と少人数で開催することです。その上で、
・ガイドラインを遵守している飲食店を選ぶ。
・体調が悪い人は参加しない
・座の配置は斜め向かいに。(正面や真横はなるべく避ける)
・会話する時は必ずマスクを着用。
・短時間で、深酒やはしご酒などは控え、適度な酒量で。
・お猪口やコップは使い回わさず、一人ひとりで。
といった「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」 をして頂くようお願いします。
2.ステージIII相当の対策が必要となる地域の皆さんへ
さらに対策を徹底するため、一歩踏み込んだ工夫をお願いしたいと思います。
・特に大人数の「忘年会・新年会」は見送り、オンライン忘年会・新年会を検討すること。
・「成人式」及び「その他年末年始に想定されるイベント」は、主催者はオンラインを活用した形での開催や開催時期、時間の分散化等、在り方について慎重に検討すること。「年末年始の帰省」は、時期の分散のみならず、延期も含め慎重に検討すること。
(ABEMA NEWS)