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「痛い中年」として生きる

今さらだが、気づいてしまった。自分は「痛い中年」であるということを。



以前も、「痛い中年」を描いた『デザイナー渋井直人の休日』(渋谷直角 宝島社)に関してレビューを書き。一方で、これ、自分じゃないかと思った次第だが。

就活生のように、自己分析をし、自分が「痛い中年」であることを認識したのは次の点だ。

・自分はまだ、若いと思っている。
・モノを購入すること、所有することにまだ執着している。
・ユニクロ、いや、ファストファッションを着たら負けだと思っている。
・いまだにデパートで買い物をする。
・デパ地下の食材を食べることにやたらと執着する。
・たまに、STUSSY、DIESELなど、いまや憧れでも何でもない、若い頃にちょっと憧れたブランドの店に行き、爆買いする(ただ、結局、似合わず大量に手放す)。
・いまだに『BRUTUS』『Pen』『GOETHE』『UOMO』『OCEANS』『LEON』が好きで、欠かさず読む。
・『SPA!』を読みながら「いやはや、なんとしたものか」とつぶやく。

・髭男やKing Gnu、米津玄師を理解しようとしつつ、クルマの中ではユーミン、佐野元春、浜田省吾と言ってしまう。
・「J-POP」よりも「邦楽」に詳しい。
・昔、カセットテープを編集した延長で、「オレ的ベスト ジャパメタ速弾き対決」「湘南ドライブにバッチリ 至高のユーミン」などのプレイリストを編集している。
・やたらと、「邦楽」の歌詞にたとえる。「ガラスのジェネレーションだね」など。

・普段の情報源が新聞、新書。
・松坂桃李と戸田恵梨香が結婚することのインパクトがわからない。
・物事を同年齢の松井秀喜基準で考えてみる。
・メタラーやレスラーの新人を見て「基本がなっていない」と言いたがる。
・反射的に村上春樹的なフレーズが出てくる。
・若い人に負けないように、ハイライト、ヘアカラーをし、髪に色を入れているが未だに「髪を染めた」「ロン毛にした」という表現で世代間ギャップを感じさせてしまう。
・いまだに若い頃、新日本プロレスとジャニーズ事務所を受けなかったことを後悔している。
・関連して、若い頃のヤンチャ自慢を思わずしてしまうことがある。

まずい、劣化していないか、自分。

ただ、「痛い中年」の本質について分かったことがある。それは、周りから見ていて「痛い中年」なのであって、当の本人は痛くも痒くもないということだ。むしろ、今が人生で一番楽しいとすら思っている。そして、ますます「痛い中年」になっていってしまう。

新型コロナウイルスショック時代は、息抜きながら生き抜かなくてはならない。オシャレであること、かっこいいことにこだわりすぎると疲れるが、まだ楽しいと思えるうちは良いのではないかとすら思えてしまう。

しかし、「痛い中年」でいられるものも、所詮、あと15年くらいである。「痛い高齢者」になる日が刻一刻と迫ってきている。その頃、リアルに体が痛い中年にならないよう、今から体を鍛えておこう。

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