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吉川貴盛元農水相の疑惑 入院という常套手段は通用しない 理解を示す鈴木宗男氏

 吉川貴盛元農水相の現金授受疑惑です。大臣室で計500万円も受け取ったというのですから、その疑惑は重大です。

 そういったことで特捜部が捜査をしているということは、全くのガセネタではありません。

 自身が直接に弁明する必要があります。それが公職にある者の責務です。農水相としては元とはいえ、議員としては現職なのですから、当然に要求されることです。

 しかし、説明をするには都合が悪いのか、議員が困ったときの常套手段、緊急入院をしてしまいました。

 こうした行動自体が、自分は「クロ」だと言っているようなものです。

 えっ!? 疑わしきは罰せずではないのか!

という声も聞こえてきそうなので、説明しておきます。

 この場合は、元農水相としての行動が問われているわけであり、政治責任です。そうしたことについて説明すべき責任があるのは公人だからというということに尽きます。刑事責任の追及とは全く関係がありません。

 そのような説明をしない、ということであれば、この人はやったんだということになります。そうしたことを前提に政治責任が問われますし、ひいては菅政権の姿勢として問われることになります。

 繰り返しますが、これは刑事責任ではありません。これでこの吉川元農水相が有罪判決を受けるわけでもありません。

 従って、疑わしきは罰せずの適用の場面でありませんん。

 仮に刑事責任に及ぶかもしれないということであれば、「黙秘」ということあり得るかもしれませんが、だからといって説明できないことに変わりありません。

 政治責任としてはクロなのです。

 心臓の病がありという言い訳までされていますが、それで入院なら議員辞職すべきです。議員としての活動に耐えられないということのようですので、ここは辞職以外の選択肢はありません。

 もし真実、吉川元農水相が500万円を受領していたのであれば、当然に収支報告書に記載することはないでしょうから、自由に使えるポケットマネーということになります。家族にも内緒にできます。

 どんな使い道があるのでしょう。知りたいものです。

 ところで、この吉川元農水相の対応を擁護しているのが、鈴木宗男氏です。

 何故、こんなことを擁護できるのと思ってしまいます。鈴木氏は、自身の以前の収賄事件は冤罪だと主張していますが、このような吉川氏の対応を擁護するなんて、地に落ちたものです。自身の冤罪主張があるのかもしれませんが、吉川元農水相の現金授受問題は、鈴木宗男氏自身の「冤罪」体験とは全く関連性はないのですから、本来であれば、説明を求めるべき立場です。こうなると自身の冤罪主張もその程度のものだったのかということになってしまいます。

12月2日(水)ムネオ日記」(ブロゴス)

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