[ワシントン 10日 ロイター] - 米財務省が10日発表した11月の財政収支は1450億ドルの赤字と、前年同月(2090億ドルの赤字)から縮小した。ただ、給付金支払いを巡る調整が主な要因という。
調整前は2070億ドルの赤字。歳入が前年同月比6%減少する一方、歳出は11%増加した。
今年の11月は1日が週末に当たったため、11月の給付金支払いのうち約620億ドルが10月に計上された一方、昨年は12月が週末から始まったため、12月の給付金支払いの約480億ドルが11月に計上されたという。
11月の歳入は前年同月比3%減の2200億ドル。歳入は16%減の3650億ドル。
2021年会計年度(20年10月から)の累計では4290億ドルの赤字。前年同期は3430億ドルの赤字だった。
財務省当局者によると、新型コロナウイルス救済プログラムや失業手当などにより、21年会計年度の歳出は累計で9%増の8870億ドル。歳入は3%減の4570億ドルだった。