[東京 10日 ロイター] - 東京ドームは10日、20年2―10月期の純損益は121億円の赤字だったと発表した。前年同期は71億円の黒字。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でグループ施設でのスポーツ、文化イベントの中止・延期が相次ぎ、売上高は前年同期比57.5%減の294億円と落ち込んだ。営業損益は71億円の赤字だった(前年同期は102億円の黒字)。
21年1月期の営業損益予想は130億円の赤字、純損益予想は180億円の赤字で据え置いた。読売新聞グループ本社が実施する公開買付け(TOB)が成立して保有するよみうりランドの全株式を売却した場合、投資有価証券売却益26億円を特別利益に計上する見込みだが、TOBの成否は未確定のため見通しは修正しなかった。
(平田紀之)