
[8日 ロイター] - オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は8日、豪銀大手オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の株式発行を巡る国内のカルテル訴訟について、シティグループとドイツ銀行も被告になっていると明らかにした。
ACCCはシティとドイツ銀について、ANZが2015年に実施した25億豪ドル(18億米ドル)規模の株式発行を巡るカルテル疑惑で共謀したとしている。
ACCCのロッド・シムズ委員長は声明文で「この問題は刑事訴追に関わっているため、現時点でこれ以上のコメントはしない」とした。
シティとドイツ銀は罪状を否認、ANZはコメントを避けた。
カルテルの刑事責任が認められれば最大1000万豪ドル(742万米ドル)もしくはカルテル行為で得た利益の3倍のうち大きい方が罰金として科される可能性がある。