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公明党こそ中道の本家、三極論の元祖《11月14日》

 先週の日曜日の朝日新聞の4面に根本清樹記者による政治断簡「『中道』の公明 一言あってしかるべし」とのコラムが掲載された。
今、民主党や自民党の間で、中道について論議が交わされたり、新党が相次いで三極を目指す云々との発信をしている。
本来、中道論にしても三極論にしても本家本元は公明党でなかったのか、との疑問からこのコラムは書かれている。
いろんな党がゴジャゴジャ言ってるけれど、本家としての発信があっていいのではないか、と。
「一言あってしかるべし」との見出しもそこからきているものと思われる。

 しかし、このコラムが世に出る前に、井上義久党幹事長が記者会見で文字通り、中道論議に一言提起した。
その意味では、このコラムの中身はいささかズレていると言わざるを得ない。
少なくとも、一言あったが、物足りないとか、遅すぎるとの記述がないと、おかしい。

 加えて、このコラムには肝心要の公明党が主張してきた中道論の定義が欠落している。
これでは画竜点睛を欠くという他ない。
1990年の第二十八回公明党全国大会において、活動方針の中に、明確に90年代における三極体制の一極としての中道=公明党の役割についての考え方が書かれている。その部分を以下引用する。

 「路線としての中道主義は元来、右や左の政党に対して座標軸としての役割を果たすべきだという意味において、原則としてニュートラル(中立)であるべきだと理解している。ここでいう中道の座標軸とは、人間の〈生命・生活・生存〉を最も尊重するという人間主義を基軸として、1)左右の揺れを防ぐ、偏ぱを正す 2)左右対決による行き詰まり状況に対して、国民的な合意形成に貢献する 3)新しい政策進路を切り開くための創造的(クリエイティブ)な提言を行う、等の意味、役割を持つものである。ヨーロッパでも『円の中の中心(センター)』としての中道の意味を評価する新しい動きがある」

 こうした中道論や三極論など公明党には豊富な歴史的遺産がある。これをもっともっと語っていきたいと思う。

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