高齢者の外出自粛が打ち出されたが、そんなことで家にうずくまっても居られない。第一、若い人ほど感染させる率が高いのだから、自粛はこの世代の人に求めるべきで、何故、感染される側が引きこもっていなければならないのか、本末転倒ではないか。
相変わらず小池知事はパフォーマンスで、総理とわざわざ何度も会い、自粛どころか外出禁止を求めたのだからあきれる。国に協力したり、お伺いを立てるのではなく、むしろ厳しい要求を伝えて、いかにも政府が何もしない、小池は頑張っているという印象を残す。確かに芝居上手だがいい加減にしてもらいたい。問題解決にはつながらないのだ。
テレビは連日危機感をあおっている。感染者が今日は何人、重症者が何人で医療崩壊と言うが、治った人も多いのに、その数には全く触れない。
インフルエンザの感染者は年間1千万人、死者は1万人にものぼるのだが、この危機感には触れない。もっとも手洗い、マスクなどコロナ対策のお陰でインフルエンザは激減しているようだが…。自殺者が相当増えたが、コロナ危機の不安でのノイローゼなどが原因ともいわれている。緊急事態宣言時と同じように飲食店なども閉店が増えた。協力金などの名目で税金の大盤振る舞い、これでは財政は行き詰る。
感染防止と経済の両立こそ大事だが、医療関係者の提言だけに振り回されず、断固英断を下す政治家は出ないのか、菅総理ぜひ頑張って欲しいと苛立つ思いである。
私の場合、前述のように相変わらず忙しく行動している。もちろん、手洗い、マスクなど対策には万全を期している。
自民党東京都連の役員改選期になったので、私が選考委員長になって25日には選対会議、30日には都連大会を開いて報告した。地方選挙、参議院選挙、更に都議選補欠の全員当選を果たすなど、現執行部は本当に頑張ってくれた。前回3分の2も落選した都議選挙が来年行われるが雪辱のため相当頑張らねばならない、衆議院選挙もあるし、東京五輪もある。この際役員全員再選が必要との結論だったが、満場一致で決定しお役目を果たした。
12月5日、記事作りでインタビューを受けた。実は来年から月刊誌「HANADA」 で連載記事を受け持つことになったのだ。文芸春秋の元編集者として高名な花田紀凱氏が責任編集のこの雑誌は高い評価で、しかも売れている。
私の連載の題名をどうするかで苦労したが、友人の松村博史氏が提案してくれた「一言九鼎(いちげんきゅうてい)」と決まった。九鼎とは古代王朝の証となった祭器で、「鼎の軽重問う」などの言葉でも知られる。
「一言九鼎」とは、心に響く言葉によって相手に安心、鼓舞するとの意である。
第1回は12月29日発売予定で、インタビューでは、安倍晋太郎氏、安倍晋三前首相、菅義偉首相について大いに語った。この歳になって新しい仕事が増えるということは素晴らしいことだと思っている。
自民党政経塾16年目、温故知新塾6年目、熱心な塾生に引き続き精力的に語るつもりだ。若い人を育てることは私の生き甲斐だ。又、大きな絵を4枚描くように依頼されている。
そして来年何よりも大変なのは都議選で仲間を当選させることだ。絶対雪辱を期す決意だ。更に衆議院選挙もある。ああ、なんと慌ただしい年を迎えようとしているのか。
どう考えても家に引きこもってはいられない。コロナなんかに負けてはいられない。限られた人生、精いっぱい花開かせてやろうと密かに思っている。