
[東京 7日 ロイター] - 7日午前の東京株式市場で、日経平均は続落。前営業日比106円01銭安の2万6645円23銭で午前の取引を終了した。前週末の米国株式相場は主要株価指数が最高値を更新するなど、堅調に推移。日経平均も寄り付きでは年初来高値を更新し、上昇してスタートしたが、その後は利益確定売りに押されてマイナス圏に沈み、下げ幅を拡大する展開となった。
TOPIXは0.47%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0821億円だった。東証33業種中、鉱業、卸売業、保険業、パルプ・紙など10業種は値上がり。一方、金属製品、精密機器、空運業など23業種は値下がりした。
市場からは「日経平均は2万7000円に近づくほど、高値警戒感から利益確定売りが出やすい局面にある」(国内証券)との意見が聞かれる。一方、「NY先物がそこまで下げ幅を拡大しておらず、悪材料が出ない限り日経平均もさらに下げ幅を拡大する可能性は低いのではないか」(同)との見方もある。
個別銘柄では、エイチームがストップ高となり急反発。4日に、2020年8―10月期の連結業績について、純利益が前年同期比3.4倍の2億5800万円だったと発表したことが好感され、東証1部の値上がり率トップとなった。
東証1部の騰落数は、値上がりが615銘柄に対し、値下がりが1465銘柄、変わらずが94銘柄だった。