こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
同僚の藤田文武議員が、こんなTweetをしておりました。
レクや打合せに官僚の皆さんが来てくれる時、全員猛スピードで手書きメモを取ってる。PCでメモ取らないんですか?と聞いたら、すごい答えにくそうだった。
色々聞いてみると、PCでメモ取るなんて失礼だ!とキレる議員がいるからしないらしい。
そんなことでキレる議員は全員名前を公開したらいいのに。— 藤田文武(衆議院議員 日本維新の会 大阪12区) (@fumi_fuji) December 4, 2020
確かに毎回官僚の皆さんとのレクチャーの際は大人数でやってきて、若手が必死で手書きメモを取っています。
議員との面会内容については記録に残すことになっているので、後からどうせPCで文字起こしをするのだと考えると、これは壮絶な二度手間ということになります。
また、大量の紙の資料を持ってきて、こちらが質問すると慌てて資料をめくるような場面は多々ありますが、こういうのもPCがあれば検索して一発で当該資料にたどり着けるはずです。
なぜPCでやタブレットなどの電子機器でメモを取らないのか、使わないのか?
藤田議員がヒアリングしたように、「失礼だと怒る議員がいるから」だとすれば、本当に申し訳なく脱力する他ありません。
…まあ気持ちというか、背景はわからなくもないのです。
私たちの世代でも、確か7~8年くらい前に
「最近の学生は、OB訪問に来るといきなりPCを開いたりスマホでメモを取り始める。さすがにOB訪問の時くらいは、手書きでメモをとる姿勢を見せるべきではないか?」
ということが話題になったことがあります。私は当時からどっちでも良いじゃないか派でしたが、手書きでメモを取るべきだと主張していた同世代の社会人もおりました。
都議会議員時代にも私は常にPCを持ち歩いてメモを取っていたものの、何度かやはり先輩議員や年配の方を中心に「パソコンを目の前で開くのは失礼」と諭されたことがあります。
どうしても日本社会では
手書きでメモを取る=誠実で真面目な態度
パソコンやスマホをいじる=遊んでいる、不誠実
という印象が根強く残っているようです。