大阪の病院、箱はつくったけど看護師がいません。給料もそこそこいいようですが、さあ本当に人が集まって開院できるのか。それでなくても市の病院の方も人がやめて大変そうなのに。
ちなみにこれが病院創設、運営の説明資料です。府内医療機関からの派遣が計画されています。本当絵に描いた餅ですね。
まあそれでも箱をちゃんと作ろうとした大阪は救いがあります。そして正直に医師、看護師がいないことをはっきりと行政が認め、自衛隊への協力依頼も含めて情報がオープンです。
それに比べて東京。人手が足りないことは前からわかっているのに病院に実際にはできない数だけの増床を要請するだけ。いやもしかすると人手の分散、集中がうまくいってないだけの可能性もありますが、少なくとも今頑張っているところが大変なのは何も変わっていませんし、そんな簡単にベッドが増やせるぐらいの余っている医師、看護師はほとんどの病院にはいません。
第1波の時から現場は東京都に具体的に対応をと言い続けていたようです。でも結局収まったからそれで終わり。第3波の今回も具体策はほとんどありません。メディアに対しては増床ができている風にみせて、実際はただ現場が頑張っているだけです。最近やっとそのからくりにメディアが気付いて報道してくれるようになりましたが。
日本のコロナ対策に関して概ね好意的な私ですが、正直数字だけ提示して具体的に対応しない行政に対してはひどく腹をたてています。それでもきっと自衛隊含めて病院現場がなんとかしてくれるのでしょうが。
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- 2020年12月06日 07:00