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【ワクチンへの期待】

新型コロナウイルスによる関連死がアメリカで2800人を超えて過去最多を記録。医療に大きな負担がかかるなか、コロナワクチンを開発したファイザーのCEOはワクチン接種が始まれば医療現場の負担軽減につながると話しました。

一方、来週接種が始まるイギリスとアメリカの間でワクチン・ナショナリズムが広がっていて、これが国民によるワクチン接種を躊躇させかねないという報道もあります。


WSJはDaily Deaths Hit Record as Virus Surge Continues Unabated(コロナ感染急増でアメリカの一日あたりの死者が過去最多に)の中で、アメリカのコロナ関連死が2日、2804人に達し一日あたりの死者数として過去最多となったと報じています。これはジョンズ・ホプキンス大学のデータで、アメリカで死者数が2500人を上回るのは2日連続だどうです。

7日間の平均の死者数で見ても、11月1日に828人だったのが12月2日には1603人と倍増しています。先週の感謝祭の休みで家族で集まったり移動したりしたことで今後、感染者も死者数もさらに増えると予想されているとしています。

入院しているコロナ患者は10万人にのぼるといいます。

FTはPfizer CEO predicts early vaccinations will help ease strain on hospitals(ファイザーCEO「ワクチン接種始まれば病院の負担軽減に寄与」)の中で、アメリカの大手製薬メーカーファイザーのアルバート・ブーラCEOがワクチン接種が始まれば医療現場の負担に「大きな影響を与える」と述べたと報じています。

これはForbes Healthcare summitで発言したもので、入院しているのは脆弱な高齢者で、高齢者がワクチンを接種することで早い段階から病院の負担軽減につながると期待を示したということですが、「勝利宣言」までは時間がかかるため、当面はマスクを着用してソーシャル・ディスタンスを保つ必要があるとも述べたとしています。

New York TimesはBritish and U.S. officials spar over ‘vaccine nationalism’(英米の当局者が「ワクチン・ナショナリズム」巡ってパンチ)の中で、イギリスとアメリカの当局者が3日、コロナワクチンをどの国が最初に接種を開始するかを巡り、パンチを交わしたと報じています。

アメリカの国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は「イギリスの保健当局は綿密な審査を怠ったので、ワクチンの接種がアメリカより2日程度早く始まる」と述べ、イギリスがコロナワクチンをスピード承認したことに批判的な見方を示したそうです。

これに対してイギリスのウィリアムソン教育相はイギリスがワクチン承認でアメリカに勝ったのは「医療関連の規制が優れているからだ」と応酬。

この発言についてイギリス国内の科学者からは、ワクチンを国家の力だと誇示すること(chest-beating)は国民のワクチンに対する信頼性を脅かしかねないという懸念が上がったとしています。

イギリス政府に助言する科学者のひとりは「ワクチン・ナショナリズムはコロナはもちろん世界的な医療危機のもとであってはならない」と述べたということです。

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