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日経平均は小幅続伸、ワクチン実用化に関心集まる


[東京 3日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅続伸した。反落して寄り付いた後、マイナス圏とプラス圏を行き来する方向感に欠ける値動きとなった。後場には一時、上げ幅を拡大する場面もあったが、その後は高値圏でもみあった。市場の関心は、新型コロナウイルスワクチンの実用化に集まっている。

TOPIXは0.07%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆5457億円だった。東証33業種中、海運業、空運業、パルプ・紙、非鉄金属など17業種は値上がり。半面、精密機器、ゴム製品、サービス業、その他製品など16業種は値下がりした。

市場からは「短期間での急上昇を受けて、一旦、調整局面に入ったようだ。株高の流れは変わらないが、今後も高値圏での一進一退が続くのではないか」(国内証券)との声が聞かれた。

英政府は2日、米ファイザーが独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認し、来週から接種が始まる見通しとなっている。市場では「ワクチンの有効性や持続性などに注目が集まり、ワクチン普及の期待が投資家の支援材料となる構図は続くだろう」(みずほ証券・マーケットストラテジスト、倉持靖彦氏)との声が聞かれた。

業種別では海運業や非鉄金属、パルプ・紙などが値上がり率上位に入り、「ワクチンの早期実用化への期待から、景気敏感株が物色されているのではないか」(倉持氏)との見方も出ていた。

個別では、ラサ工業が堅調。10月9日に付けた年初来高値2240円を更新した。半導体に使われる高純度リン酸の国内トップ企業とあって、半導体関連株物色の流れに乗った。

その他、KNT─CTホールディングスは大幅続伸。政府の観光需要喚起策「GoToトラベル」事業について、来年6月まで期間を延長するとの一部報道が材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり1266銘柄に対し、値下がりが834銘柄、変わらずが77銘柄だった。

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