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迫るクリスマス、最悪な事態に直面する多くの米国世帯

11月26日は感謝祭でした。

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家族揃って楽しく七面鳥ディナーということになるのですが、マイケル・スナイダー氏(The Economic Collapse)は、こんなことを書いています。

私が生まれて以来、アメリカは今年のような感謝祭を迎えたことは無い。今日、3900万のアメリカ人には十分な食べ物が無い。今年に入ってから、7000万を超える人々が失業保険に申請し、米国各地のフード・バンクには長い列ができている。もし、あなたの家族が腹いっぱいに七面鳥ディナーを食べることができたのなら、あなたはそのことに感謝するべきだ。

下の写真はラッシュアワーの様子ではありません。食べ物を求めて、フードバンクに出来上がった長い車の列です。

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この写真を見たスナイダー氏は、こんな感想を記しています。

たくさんの素敵な車が写っている。快適な暮らしをしていた中産階級の人々だろう。しかし、経済活動のシャットダウンで、多くの人々の暮らしが突然崩れてしまった。

もちろん、十分な食事を用意することができない人々は、いつの時代にも存在した。しかし、今日の米国の状態は普通ではない。先日発表された統計によると、10月28日から11月9日にかけて、約12%の米国人には十分な食べ物が無かった。言い換えると、現在3900万のアメリカ人が腹を空かせているのだ。

報道されているように、コロナウイルスに感染した場合、死ぬ確率は0.5%から1%です。もちろん、年齢によって確率は異なりますが、たとえコロナに感染したとしても、99%の確率で生存することができます。

しかし州政府は、第2回めの規制を発表しています。経済活動の再開が始まったばかりなのに、2度めのシャットダウンなどしてしまえば、言うまでもなく以前の悪い状態へ戻ってしまいます。何とか生き延びていたレストラン、商店が潰れ失業者は大幅に増えることでしょう。フードバンクの列はいっそう長くなるだけでなく、フードバンク自体も食料不足に陥ってしまうかもしれません。

パンデミック以前は、毎週6万人の人々が当フードバンクに訪れました。しかし今日、その数は12万人です。ほとんどの人たちは、フードバンクを利用するのは生まれて初めてです。-- エリック・クーパー(サンアントニオ・フードバンクCEO)

スナイダー氏は、カリフォルニア州在住の男性(38歳)の言葉を引用しています。

失業保険は全て使い果たしてしまいました。生まれて初めてフードスタンプ(食料配給券)を使っています。私と妻の車は差し押さえとなり、クレジットに傷がついてしまいました。

新型コロナで職を見つけるのは難しい状況です。失業保険を使い果たしてしまった場合、待っている最悪の事態はホームレスです。「2度めのシャットダウンで、更に数百万、数千万の米国人がカリフォルニアの男性と同じ境遇に陥ることでしょう」とスナイダー氏は語っています。

(参照した記事:We Haven’t Seen This Much Suffering On Thanksgiving Since The Great Depression Of The 1930s

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