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- 2012年11月13日 08:52
福島復興委員会開催:機能していない復興庁
今日午前10時半から自民党本部で「原発被害からの福島復興委員会」が開催され、内堀雅雄・福島県副知事、平出孝朗自民党福島県連幹事長他自民党福島県議団の皆さんが参加してくれた。
この委員会は岩城光英・前政策審議会長の肝いりで参議院政策審議会の傘下に設置されたもので、委員長は政審会長が兼務することになっている。しかしこの委員長は福島選出で現場の状況を熟知する岩城議員以外に務まるとは思えず、引き続き委員長をお願いすることにした。
自民党の委員会では珍しく地元の県会議員の皆さんにもご参加頂いており、地元の要望をつぶさに吸い上げられる仕組みになっている。
今日は福島県が復興に向けて要望している数々の事業の進捗状況について関係省庁からヒアリングを行った。驚いたのは依然として省庁の縦割りが幅を利かせていることだ。
たとえば「放射線医学県民健康管理センター」事業に関しては、県民健康管理部門は文科省、最先端治療部門は環境省、創薬治験部門は経産省などと予算要求に責任を持つ省庁がばらばらになっており、福島県ではその省庁間の調整に半年近くかかったそうだ。
こういう問題を起こさないために、復興庁を設置したはずだ。今回のヒアリングで、復興庁は書類のホチキス止めを行っているだけで、被災地の要望をワンストップで吸い上げて、自らが省庁間調整を行うという本来の機能を果たしていないということがよく分かった。
この委員会は岩城光英・前政策審議会長の肝いりで参議院政策審議会の傘下に設置されたもので、委員長は政審会長が兼務することになっている。しかしこの委員長は福島選出で現場の状況を熟知する岩城議員以外に務まるとは思えず、引き続き委員長をお願いすることにした。
自民党の委員会では珍しく地元の県会議員の皆さんにもご参加頂いており、地元の要望をつぶさに吸い上げられる仕組みになっている。
今日は福島県が復興に向けて要望している数々の事業の進捗状況について関係省庁からヒアリングを行った。驚いたのは依然として省庁の縦割りが幅を利かせていることだ。
たとえば「放射線医学県民健康管理センター」事業に関しては、県民健康管理部門は文科省、最先端治療部門は環境省、創薬治験部門は経産省などと予算要求に責任を持つ省庁がばらばらになっており、福島県ではその省庁間の調整に半年近くかかったそうだ。
こういう問題を起こさないために、復興庁を設置したはずだ。今回のヒアリングで、復興庁は書類のホチキス止めを行っているだけで、被災地の要望をワンストップで吸い上げて、自らが省庁間調整を行うという本来の機能を果たしていないということがよく分かった。