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対BOØWYから対自分へ 1990年代前半の氷室京介を語る

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氷室京介

日本の音楽の礎となったアーティストに毎月1組ずつスポットを当て、本人や当時の関係者から深く掘り下げた話を引き出していく。2020年11月の特集は、氷室京介還暦特集。今回は、東芝EMI在籍時代に氷室京介を担当していた制作部ディレクター子安次郎をゲストに迎えて、1993年のアルバム『Memories Of Blue』と1994年のアルバム『SHAKE THE FAKE』の時期の氷室京介について語っていく。

田家秀樹(以下、田家):こんばんは。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」案内人、田家秀樹です。今流れているのは、氷室京介さんの「Memories Of Blue」。1993年1月発売の4枚目のアルバム『Memories Of Blue』のタイトル曲です。今週の前テーマ曲です。

今月2020年11月の特集は氷室京介。先週と今週は元東芝EMI制作部ディレクター、現在はユニバーサルミュージックのプロデューサー、子安次郎さんをお迎えしております。こんばんは。

関連記事:氷室京介が自己表現を確立するまで 当時のディレクターが回想

子安次郎(以下、子安):よろしくお願いします。

田家:こうやってアルバム毎にお話する機会というのはあるものなんですか?

子安:いや、そんなにはないですね。忘れていたことが断片的に繋がっていく、流れに沿って一つ一つを掘り下げるっていうのは僕にとっても刺激的ですね。

田家:子安さんのレコード会社のディレクター・プロデューサー人生の中で一番大きな比重を占めているのがBOØWYと氷室京介さんになるんですよね。

子安:その出会いが無ければ、この仕事はとてもじゃないけどできなかったですね。あり得なかったです。

田家:氷室さんのキャリアの中での初期のアルバムで一番大きな転機になったというのがこのアルバム『Memories Of Blue』だと言われていますが、このアルバムについてどんな風に思いますか?

子安:当時はBOØWYを解散してソロでも成功していたんですけど、ミリオンセラーというものがなかったんですね。実はBOØWYも解散するまでの間に出したアルバムでも、最後の時期でも売り上げは4,50万枚だったんです。

田家:『BEAT EMOTION』は100万枚超えたと言われてますが。

子安:結果的には、ですね。発売当時は100万枚に達していなかったんです。一番売れたのは最後のオリジナルアルバム『PSYCHOPATH』だったんですけど、それでも4,50万という数字だったんです。でも、枚数よりも現象の方が大きくて。世の中の印象に強く残ってると思うんですけど、数字で言えばレベッカさんの方が売れていたでしょうね。

田家:バンド史上最初のミリオンセラーがレベッカの『REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜』で、そのすぐ後を追うように、BOØWYの『BEAT EMOTION』が100万枚を超えたということになってますね。

子安:解散した後にBOØWYの全てのアルバムが売れ続けてミリオンを超えたんですよ。ソロになってからも6,70万枚くらい売れていて、それもすごいことなんですけど、『Memories Of Blue』は初めてミリオンを突破した金字塔的なアルバムであったと思います。

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