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WHO、スキーシーズン前に感染リスク訴え 各国は慎重に対応を


[ジュネーブ 30日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は30日、スキーシーズンを前に、新型コロナウイルスの感染リスクを踏まえて慎重に対応するよう各国に求めた。欧州では、スイスが既にスキー場のリフトを運行しており、オーストリアも追随することを検討しているが、ドイツ、イタリア、フランスは感染拡大抑制のため山岳地域の施設を閉鎖している。

WHOは、休暇時期に不要不急の旅行を避けるよう勧告するとともに、空港の混雑のほか、飲食店やゴンドラの込み合った空間に潜む感染リスクを指摘。ただ、各国が今冬のスノースポーツを許可すべきかについて具体的な提言は控えている。

一方、各国が許可すべき活動や延期すべき活動、または延期できない活動についてはどうすれば感染を最小限に抑制したうえで安全に実施できるかを決定する際、「リスク前提のアプローチ」を取るべきとした。

WHOで緊急事態対応部門を統括するマイケル・ライアン氏は電話で記者団に、スキーリゾートの営業許可は、スキー自体の問題をはるかに超えていると指摘。「スキーで滑走していて感染する人は多くない。現実の問題は、空港やバス、リフトなど、多数の人が集まる要所で発生する」と述べた。

そのうえで「各国に対し、スキーシーズンやその他多数の人が集まる動機を検証し、関連リスクをごくごく慎重に見極めるよう要請する」とした。

ドイツ政府は30日、欧州連合(EU)加盟国に対し、スキーシーズンを早期に開始することで感染防止のための行動規制に影響が及ぶべきでないと指摘した。一方スイスは観光経済支援の姿勢で、リフト上でのマスク着用を義務付けた上で既に数週間にわたり山岳リゾートの施設が営業している。

オーストリアでは、クルツ首相が数週間後にスキーが可能になることを示唆しているが、フランスはクリスマスシーズンのリフト運行を停止。イタリアのコンテ首相は国民に対し、「雪の上の休暇」は不可能と伝えている。

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