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米エクソン、天然ガス資産で最大200億ドルの減損損失計上へ


[ヒューストン 30日 ロイター] - 米石油大手エクソン・モービルは30日、天然ガス資産を減損処理し、170億─200億ドルの減損損失を計上する計画を明らかにした。同社にとって過去最大の減損損失となる。

また、来年の事業投資を15年ぶりの低水準に減らす方針も示した。

同社は新型コロナウイルス流行による原油需要および価格の低迷に打撃を受けており、コロナ以前の相場が高かった時の一連の投資案件の失敗も響いている。コスト削減によって年間150億ドルに上る配当支払いの維持を目指すが、アナリストの多くは原油価格が上昇しない限り維持できないと指摘する。

減損処理は、同社が2010年に300億ドルを投じて買収した米シェール企業XTOエナジーの天然ガス資産が対象に含まれる。その後の10年に天然ガス価格は一貫して下落しており、同買収が大きな誤算だったことが明白となった。減損の対象にはアルゼンチンとカナダの資産も含まれた。

同社は、コスト削減を進める一方で、南米のブラジルとガイアナの沖合鉱区や米国のシェール鉱区パーミアンでの事業を続ける方針を示した。

ダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)は「最近の探鉱での成功や戦略的投資案件の開発コストの削減によって当社の業界最高レベルの投資ポートフォリオが一段と強化された」と説明。

コロナ流行下でも事業環境には引き続き改善の兆しがあるとした。

株価は5.1%安で引けた。過去5年間で半減している。

格付け会社ムーディーズのシニアアナリスト、ピート・スピア氏は減損処理は「既に大幅に上昇している財務レバレッジをさらに悪化させるものだ」と指摘。これを踏まえると、自己資本に対する負債比率は2020年初めの20%強から30%近くまで上昇すると予想した。

ウッズ氏はまた、来年は投資を今年の230億ドル程度から160億─190億ドルに減らす計画を明らかにした。ただ、2025年までには今年を上回る水準まで増やす可能性があると述べた。

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