- 2020年11月28日 07:27
コロナを機に忘年会という悪習がなくなる日〜忘年会スルーから忘年会全滅〜居酒屋忘年会特需は終わった
コロナの感染リスクが最も高いのは飲酒を伴う飲食で、まともな企業や個人の多くは忘年会も新年会も開催しないはず。
ただ今回を機に忘年会という昭和の「悪習」はなくなるのではないか。
コロナがなかった1年前は「忘年会スルー」が話題になっていた。職場の付き合いである忘年会をスルーしたい人が増えていた。
ネット上では「そんなもんスルーしろ!」という意見もあれば「仕事だと思って参加しろ!」とか「別に楽しいからいいじゃん!」など賛否様々な意見があった。
しかし今年はコロナで状況はまるで変わった。忘年会に参加するかしないかの「忘年会スルー」ではなくそもそも感染リスクが高いから忘年会はしない「忘年会スルー」へと意味が変わったのだ。
飲み会は確かにいい面もあって、職場内のコミュニケーション円滑化や取引先との関係性強化としての存在意義はあるとは思う。
でもコミュニケーション目的というより参加者が嫌がる義務的付き合い的な忘年会なら意味がない。そもそも忘年会なんて一部の酒好きが会社の経費で酒が飲めるからみたいな理由で開催しているだけで、酒を飲まない人には経費と時間の無駄遣いでしかないし、そもそも楽しく飲むなら社内や取引先じゃなく友達としたいよねって人も多いはず。
社員が半ば強制されるような忘年会の存在意義はここ数年揺らいでいたわけで、そこにコロナきっかけで忘年会禁止となれば、コロナがなくなったとしても「もう忘年会なんてやらなくていいよね」って話になるのではないか。
居酒屋は今年に限った話ではなく、忘年会特需がもう二度とないものと思って業態変更なり対策なりを練らないと相当厳しくなるのではないか。
いいか悪いかは別にして最近の人には不評だった忘年会はコロナをきっかけに絶滅行事となり、「そういえば昔、忘年会なんて行事あったよね」みたいな昔話になるだろう。
そう、社員旅行とか社内運動会のように忘年会も過去のものとなる。